眞島秀和がグルメドラマに挑戦 松重豊「孤独のグルメ」がライバル? 監督と相談した演技観

サラリーマンが出張先のご当地グルメや酒をテークアウトして、帰りの新幹線の車内で楽しむグルメドラマ「#居酒屋新幹線」(MBS/TBSドラマイズム枠)に主演している俳優の眞島秀和(45)。グルメドラマと言えば、松重豊主演の「孤独のグルメ」がシーズン9を数える大人気シリーズになっているが……。

グルメドラマ「#居酒屋新幹線」で主演を務める眞島秀和【写真:ENCOUNT編集部】
グルメドラマ「#居酒屋新幹線」で主演を務める眞島秀和【写真:ENCOUNT編集部】

ドラマ「#居酒屋新幹線」出張先のご当地グルメや酒を帰りの新幹線内で楽しむ物語

 サラリーマンが出張先のご当地グルメや酒をテークアウトして、帰りの新幹線の車内で楽しむグルメドラマ「#居酒屋新幹線」(MBS/TBSドラマイズム枠)に主演している俳優の眞島秀和(45)。グルメドラマと言えば、松重豊主演の「孤独のグルメ」がシーズン9を数える大人気シリーズになっているが……。(取材・文=平辻哲也)

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 主人公は、損保会社の内部監査室で働くサラリーマン高宮進。出張で全国を飛び回るという設定。しかし、仕事のシーンは出てこない。ドラマは仕事を終えた高宮が街を歩き、テークアウト可能なご当地グルメと地酒を探し、新幹線の中で楽しむ……。

 普段のドラマと違うのは、1人のシーンが多いこと。「酒のアテを探しているところに人物が絡むという部分はあるんですけども、メインは1人で楽しんでいるところだったので、そこは気負いもなくというか、楽というか、楽しめた部分はありますね」。撮影はロードムービーを撮るようなスタイル。「町で1日撮影して、次の街に移動するという感じでした」。

 山形県米沢市出身の眞島は「普段、東北が盛り上がることにつながればと思っていたので、素直にうれしかったですね。同じ東北でも、近いからこそ行ったことがないエリアがあったり、その街の人でも知らないような食材も取り上げていたりと、いろいろな発見があって、楽しませていただきました。同じ東北の中でも地域によって、方言が変わっているんだということも分かると思います。僕は盛岡の方言が柔らかい感じで大好きです」。

 ベテラン俳優がひとり芝居を見せるグルメドラマには松重豊主演の「孤独のグルメ」という先駆番組もある。「松重さんは本当においしそうに食べるよなぁと思いながら見ていたので、今回、お仕事をいただいたときに、どうしたらいいんだろうなっていうのは本当に悩みました。監督と相談して、本当モリモリ食べましょうということになりました。高宮進は等身大のサラリーマン。癖のあるような人物でもないので、何か余計な色を付けてっていうことは意識することなく、食べ物、お酒が主役のドラマと思いながら、なるべくフラットな感じの芝居を心がけました。モノローグも多いので、そこはドラマ上の仕掛けとして、どの程度まで遊んでいけるのかなと探っていった感じです」。

 自身の食生活はどんな感じなのか。「食に対してのこだわりってほどのものは持っていないです。お酒は、自宅にいるときは、ウイスキーのハイボールを飲むことも多いですし、和食だったら日本酒、洋食だったらビールとか、ウイスキー。ただ、年齢的にパンチの効いた脂っこいものは食べられなくなってきたくらいですかね」と笑う。

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