RIZIN大みそか前にボビーの師匠が緊急提言 「朝倉未来がさらにカリスマになる方法」

去る11月21日、沖縄アリーナで開催された「RIZIN.32」にボビー・オロゴンが参戦した。ボビーと言えば15年ほど前には大みそか格闘技の話題をさらったが、榊原信行CEOは今回の沖縄大会後の総評で「(セコンドの)菊田早苗がボビーのサポートをしてくれたのが大きかった」と発言。ボビーの格闘技の師匠・菊田の存在を認めていた。かつては寝技世界一の称号を持ち、格闘技界の最前線にいた菊田に、現在の格闘技界をどう思っているのか聞いた。

かつてはパンクラス、PRIDE、戦極などを湧かせた菊田早苗【写真:ENCOUNT編集部】
かつてはパンクラス、PRIDE、戦極などを湧かせた菊田早苗【写真:ENCOUNT編集部】

菊田早苗に直撃 ボビー・オロゴンはプロのトップ選手の実力

去る11月21日、沖縄アリーナで開催された「RIZIN.32」にボビー・オロゴンが参戦した。ボビーと言えば15年ほど前には大みそか格闘技の話題をさらったが、榊原信行CEOは今回の沖縄大会後の総評で「(セコンドの)菊田早苗がボビーのサポートをしてくれたのが大きかった」と発言。ボビーの格闘技の師匠・菊田の存在を認めていた。かつては寝技世界一の称号を持ち、格闘技界の最前線にいた菊田に、現在の格闘技界をどう思っているのか聞いた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)

「初めてホメられたかもしれない、榊原さんに(笑)」

「RIZIN.32」での榊原CEOのコメントを菊田に伝えたときの言葉である。

「でも最後、寝技(チョークスリーパー)が極まりましたからね。あれ、ボビーの得意技ですね、たまたまじゃないですよ、あれ」

本題に入る前に、菊田のことを知らない方に簡単な説明をすると、菊田は元パンクラスのライトヘビー級王者の肩書きを持ち、MMAの戦歴は44戦を数える。2001年には「ADCC(アブダビコンバット)」と呼ばれる寝技の大会に参戦し、88キロ級で優勝。寝技世界一の称号を得ながら、00年代にはPRIDEヘビー級王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラや、元柔道五輪金メダリストの吉田秀彦をはじめとする世界の強豪と寝技勝負を繰り広げたファイターである。

過去の激闘を振り返る話は、YouTubeチャンネル「菊田早苗TV」を参照してほしいし、まだ「引退」を明言していないことから、現役のファイターになるが、記者がまず菊田に聞きたかったのは15年前と比べたときの、今のボビーの状態はどうなのか。ここからだった。

「ボビーは10年以上のブランクがあるなかで、一緒に練習をしたんですけど、どうやらその間も練習をしていたみたいで。アフリカに行けば柔道チームのところに行ったり、普段からトレーニングをしていたから、思っていたよりもっていうか、前より強くなってるなって感じがあったんですよね。だから試合は予定通りっていうかそんな感じでしたけどね、はい」

元々、ボビーには地力があるとういうこと?

「彼の強さはスピードと闘う勘ですね。普通の外国人じゃないですね。普通にプロのトップ選手の実力だと思いますよ、たぶん」

プロのトップレベル!? それを聞くだけでも驚きだが、ではなぜそれが今まで分からなかったのか。

「それは今までの相手がデカすぎたからです。それだけですよ、理由は」

曙、チェ・ホンマン、ボブ・サップ……。ボビーが闘ってきたのは、いずれも2メートル前後の常人離れしたモンスター路線。それだけに、その実力を測定することは難しかった。

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