【ズバリ!近況】波乱の人生、そして東京五輪落選の体操・宮川紗江 苦しい時期を乗り越え描く未来

速見佑斗コーチと二人三脚での練習をつづけている【写真:山口比佐夫】
速見佑斗コーチと二人三脚での練習をつづけている【写真:山口比佐夫】

28歳で国際結婚し双子の男の子を生むのが夢!

 上越には母親と一緒に来ました。母が食事など家事をして支えてくれています。ウチは家族4人で、会社員の父は今、単身赴任中。弟はもう大学2年生なので、みなバラバラですが、体操選手としての私の活動を理解してくれています。私は東京生まれ東京育ちなので、初めての新潟暮らし。おすしが一番の好物なので、魚が何でもおいしくてうれしいです(笑)。冬に大雪が降って4日間、家から出られなかったときはビックリしましたが……。

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 オフの時はアスリートフードマイスターなどの資格を取ったり、YouTube「さえちゃんねる」の撮影をしたりしています。私には体操をもっと広めてメジャーにしたい、という夢があるので、YouTubeは東京五輪が終わったら始めようと思っていました。ところが新型コロナで五輪が延期になり、ジュニアのクラブの経営も厳しくなったと聞き、助けたいと思って、去年5月から始めました。企画を考えるのも楽しいし、100万回再生した動画もあって手応えを感じていますよ。あと、楽しみとしてはバラエティー番組――「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)や「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)――を見たり、YouTubeを見たり。YouTubeは「平成フラミンゴ」さん、「くれいじーまぐねっと」さん、「プリッとChannel」さんとかが好きです。

 パリ五輪で現役に一区切りをつけようと思っているので、その後はタレント活動もしてみたいし、体操の大会を主催したり、米国にコーチ留学もしてみたい。やりたいことがたくさんあります。留学先で未来のダンナ様を見つけて28歳で国際結婚し、子どもが大好きなのでかわいい双子の男の子を生むのが夢です(笑)。理想の男性のタイプは、体操選手だとドイツのフィリップ・ボイ選手(34)、米国のサミュエル・ミクラック選手(28)。子どもは体操でもほかの競技でもいいので、何かスポーツをやってほしいな、と思っています。

□宮川紗江(みやかわ・さえ)1999年9月10日、西東京市生まれ。2歳で体操を始め、中学2年のとき女子ジュニアナショナル選手に、3年のとき女子ナショナル選手に選ばれ、2014年、全日本体操種目別選手権大会の跳馬で優勝、ゆかで2位に。翌15年、世界選手権出場。16年、リオデジャネイロ五輪日本代表になり体操女子団体で4位入賞を果たした。18年8月、速見佑斗コーチとの信頼関係などを主張する記者会見を行い、体操界に一石を投じた。

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