中田英寿氏、東京五輪について私見「選手目線で考えるとベストな状態で出られるのが一番」
サッカー元日本代表の中田英寿氏が1日、都内で行われた、三菱UFJ信託銀行の新・情報銀行サービス「Dprime」の発表会に出席。同サービスのブランドアンバサダーにも就任した。
中田英寿氏がアンバサダー就任の心境を語る
サッカー元日本代表の中田英寿氏が1日、都内で行われた、三菱UFJ信託銀行の新・情報銀行サービス「Dprime」の発表会に出席。同サービスのブランドアンバサダーにも就任した。
人柄に加えて選手時代からいろいろな情報を発信していることからブランドアンバサダーに起用された中田氏は、オファーを受けて、「僕自身が選手時代から自分が発信する情報、それを間で伝えてくれる方々の情報というのに苦労している経験がたくさんありました。インターネットが活発化したときに情報というものの価値が重くなってきていますし、同時に管理の難しさをずっと痛感している中で、このようなサービスを始めるというのを聞いて、新しい世界ができるんじゃないかと思いました」と心境を語った。
「Dprime」とは、「パーソナルデータ」を管理・運用する情報銀行サービスで、パーソナルデータを集約し、個人ユーザーの同意に基づき、データ利用企業へ提供する。個人ユーザーは、パーソナルデータ提供の対価として、企業から新しい体験の機会や自身に最適化された商品・サービスなどを享受することができる。
中田氏は、同サービスに企業側としても参加する。司会者から「Dprimeがつくる未来」について聞かれた中田氏は、「インターネットというものができて、世の中がガラッと変わったと思います。さまざまな情報があって、もちろん自分にとって良い情報も悪い情報もたくさんある中で、今は少し情報に溺れている感があると思います。それをきちっと道筋を作って、自分が本当に欲しい情報、正しい情報、また安全な情報というものを双方できちんと管理できることによって、より自分の生活が豊かになって良いコミュニティーができていくというのは、本当に想像しやすいのかなと思います」と伝えた。
中田氏は発表会後、記者からの質疑応答に対応。「東京五輪についてどう思っているか」を聞かれ、「五輪に関してどうというのは難しいのですが……」と前置きをし、続けて、「僕は選手として2度出させていただきましたけれども、万全な状態で出られるからこそ僕にとって意義がありました。それが万全な状態ではないというときに、出ることに意義があるとは思いますけども、自分は五輪に出たかったわけではなくて、よりレベルの高い試合をしたい、その思いが強かったので、そういう選手目線で考えるとベストな状態で出られるのが一番だと思います」と話した。