祭nine.を直撃! ドラマ主題歌「やったれ我が人生」の“爆笑”MV撮影秘話を披露

熱々おでんを味わう

 続いて登場するのは熱々のおでん。この際のメンバーたちのやりとりもなかなか印象的だ。

「最初はおでんの温度をエゲツなく熱かったんですけど、『これ、食べてもらいます』って出されたのが、グツグツの地獄みたいな感じになっていて。これはさすがにヤバいって(温度を)調節してもらって撮影に入った感じです」(寺坂)

「あれは食べたらやけどするね」(野々田)

 だからと言って冷めてからではなく「割といい温度くらいで」撮影は始まった。

「陸人から行くってことだけは決まっていたんですけど、気付いたら羽交い締めをされていて(苦笑)。あ、羽交い締めされたのも演出とかではなく、その場のノリで楽しんでいた感じです」(野々田)

「おでんおいしかったなあ。(味が)染みていましたね。普通に味わってました(笑)」(神田)

「僕は絶対に食べないでおこうと思っていました。僕は最初に陸人に食べさせてから、すぐにはしを持って、他のメンバーの口に運ぶ側に回っていました」(高崎)

 舞台裏の秘話からも、メンバー同士の良好な関係がうかがい知れる。

 さて、今回のMVでは「祭nine.」ならではの、アクロバットを披露していく場面がある。平均年齢21歳の5人は、全員がバック転を得意としているが、「今回の組技はなかなか大変でした」と、最年長(23歳)で最もアクロバットが得意な神田は回顧した。

 アクロバットに関しては、メンバー全員がこれまで何らかのけがをした経験があるという。

「カートフルツイストっていうひねり技があって。うまくできるようになって初めて地面でやった時に失敗して、足の骨を折りました。足の小指の上の甲の部分です。その時はひと月半くらい、松葉づえ生活をしていました。今でもその技をやる時は心が震えるから、自信を持ってやるようにしています」(神田)

「陸人が折った部分は、めったに折れないらしくて、医者の先生から『なんで折れたの? こんなところが折れる人はなかなかいないよ』って言われたそうです」(野々田)

 アクロバットを究極に突き詰めるには、相当の決心がつきものだが、成功したときの達成感は、経験者しか味わえない。それも引き付けられる理由という。

「バック転にしても、宙返りにしても、根拠のない自信というか、自分を信じることが大事だなと思います」(高崎)

「何でもそうだと思うけど、とにかく諦めずに練習すること。と言いながら、突き指くらいでたまに心が折れることもあるけど(笑)。できた時の感動はひとしおだから」(寺坂)

 ここで一同「あるある」とうなづきながら、「謎」とひと言。続けて野々田が「アクロバットは夢に向かう第一歩、途中で投げ出さずやり切ることがチームワーク」と泣かせる言葉を口にした。

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