【愛車拝見】ボロボロのフェラーリ・ディーノ246GTを1000万円で買って30年乗り続ける元会社員の話

ボロボロだったディーノ246GT【写真:須山泰宏さん提供】
ボロボロだったディーノ246GT【写真:須山泰宏さん提供】

修理完了まで5年半、30年乗り続けて“分身”に

 でも、そのディーノはディーノにしては安いだけあって、さびだらけでまさにオンボロ状態(笑)。とても普通に走れる状態ではありませんでした。前オーナーから「1年で修理が終わり乗れるようになるから」と言われ買ったのですが、なかなか修理が進まない。少しでも進むよう板金工場に押しかけ弟子入りして手伝ったり、自宅でディーノの部品の塗装をしてみたりと、素人ながら頑張ってみたのですが、結局修理完了まで5年半もかかってしまいました。その後も大切に面倒を見ながらかれこれ30年。ここまでくると自分の分身みたいなもの、たぶん一生ともに歩んでいくと思います。今も、テレビ番組の収録や「日本スーパーカー協会」主催のTOKYO SUPERCAR DAYなどで大活躍してくれています。

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 スーパーカー好きな人は、カッコ良くて美しい車が好きだったり、サーキットで走るのも好きだったりする人が多いと思います。このディーノ246GTも1970年代に製造された古い車ではありますが、サーキットでは200キロオーバーで走ることができます。ただあまりスピードを出すと分解しちゃいそうなので、ほどほどにしておいたほうが良さそうです(笑)。私自身が感じるスーパーカーの魅力は、停まっていても速く感じられるような美しいデザイン、そしてエンジンから伝わるフィーリング。実際にディーノを走らせることができる時間は短くても、所有しているだけでも充実感があり、生活にハリがでるんです。

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