俳優の稲葉友(26)が、テレビ東京系「ドラマBiz」(毎週月曜午後10時)の来年1月クール「病院の治しかた～ドクター有原の挑戦～」にレギュラー出演することが決まった。同作品は、平昌冬季五輪で金メダルを獲得したスピードスケートの小平奈緒選手が今も所属する相澤病院が、かつて多額の借金を抱え倒産危機から奇跡の復活を遂げた実話をベースにした物語で、稲葉は、主人公・有原修平(小泉孝太郎)が働く大学病院の外来クラークの江口智也役を演じる。

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　稲葉が演じる江口はもともとはSE(システムエンジニア)希望で入社。文句が多く押しに弱いが、仕事は丁寧で真面目というキャラクターだ。実話をベースにした今回の作品。稲葉は「誰もがお世話になったことのある『病院』という場所の『経営』という側面にハッとしました。あまり考えたことがなかったし、ほかの作品の中でもあまり描かれてこなかった部分だと思うので、読んでいてとても新鮮でした」と印象を語る。役柄については「日常への不満や人間的な弱さはありつつも、日々の業務を丁寧かつ真面目にこなす江口は、観てくださる方々も共感しやすい存在かと思います」と話している。

　2010年に俳優デビューし、ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍する稲葉。近年は、同世代の役者との共演作品が多いが、今回は小泉孝太郎、高嶋政伸、小西真奈美、角野卓造、大和田伸也、光石研、中村雅俊といった豪華キャストとの共演となる。今回の撮影現場は「落ち着きとユーモアが同居する空気はとても居心地が良く、いい緊張がある」という。「こちらが思いもしなかったアイデアやアドバイスをくださったりするので、たくさんの学びを頂いてます」と語る。

　さらに、「江口の若者ならではの苦悩や葛藤、そして奮闘を全身全霊で演じます。医療かつビジネスという新しい角度から描かれた物語は、視聴者の皆さまを巻き込み、背中を押してくれるエネルギーに溢れたものになっています」とコメントしている。