「NiziU」MAKOの姉が語る、妹の素顔「妹なのに、先輩って感じ」「精神年齢が高い」

芸能界に興味を持ったのは中1の時だったという【写真:山口比佐夫】
芸能界に興味を持ったのは中1の時だったという【写真:山口比佐夫】

妹のストイックさに焦り「こっちがそわそわして、私もやらなきゃ」

 MAKOはずっと韓国でレッスンを積んでいたため、長らく会うことはできなかったが、昨年12月に日本デビューのために帰国した際は新型コロナウイルス禍の隔離期間の2週間をともに過ごした。「いい時間でした。ただ、妹は語学の勉強や、夜にはストレッチのルーティンをやっていたので、羽を伸ばすことができたのかなと思ったりしました。そのストイックさを見ていたから、こっちがそわそわして、私もやらなきゃ、変わらなきゃという気持ちになりました」。

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 芸能界に興味を持ったのは、中1の時に筑後のフリーマーケットで福岡の芸能事務所にスカウトされたのがきっかけ。「長谷川潤さんに憧れていたので、最初はモデルになりたいと思っていたんです。事務所からは、福岡の地元アイドルグループ『キュンキュン』のオーディションを受けないかと言われたんですが、モデルをやりたいと言って、モデルのレッスンを受けることになりました」。

 2つ目のモデル事務所には、女優の奈緒が所属。「初めて見学に行った時に奈緒さんがいらっしゃいました。モデルさんなので、みんな背が高いんですが、奈緒さんは私(157センチ)と同じくらいの身長なのですが、堂々としていて、オーラがすごかった。母と『あの人は絶対売れるね』と言っていたら、本当に活躍されている。私にとっては憧れの人です」。

 卒業後は東京の短大に進学。「長女だし、周りには芸能をやっている人もいなかったので、進学するのが普通、それが、親が望むことかなと思っていました。将来はキャビンアテンダントか、グランドスタッフになれたら、いいなと思っていたんですけど、就職先は全然、関係のない福岡市内の和菓子屋さん。そこで働いている時、Nizi Projectの練習生になる前の妹と3か月住んだんです。夢を追いかける妹はキラキラしていて、私は『違う道に進んだけども、どうしたらいいんだろう』とずっと考えていました。妹に相談したら、『やりなよ』と背中を押されて、上京しました。あのまま福岡にいたら、和菓子屋さんの店長を目指していたと思います」。

 しかし、その後も苦難が続く。事務所に所属したものの解除。1年間、芸能活動ができない時期もあった。そんな時に、奈緒が第1期生だった「ポーラスター東京アカデミー」の門を叩いた。「丸2年通っています。2年目は現場で活躍している方が教えてくださるんです。脚本家の方や監督さんがいろんな視点でお芝居を付けてくれるので、ためになりました。一番印象に残っている授業は脚本家の岸本鮎佳さん。ムチャぶりをされるんですが、実際やってみると、できたかもって思える。人を見抜き、その人の個性を引き出す力がすごかった」。

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