約半数が5年以内に離婚のデータも…注目高まる国際結婚の現実と落とし穴

卓球女子五輪2大会メダリストの福原愛さんと、元卓球台湾代表の夫・江宏傑との離婚危機が一部で報じられた。日本と台湾の価値観の相違も原因のひとつに挙げられているが、国際結婚をする上で注意すべきこととは何なのか。専門家に聞いた。(取材・文=佐藤佑輔)

国際結婚においてもしっかりとした準備が大切だ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
国際結婚においてもしっかりとした準備が大切だ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

結婚後5年以内の離婚率は日本人同士で3割、国際結婚では5割に上る

 卓球女子五輪2大会メダリストの福原愛さんと、元卓球台湾代表の夫・江宏傑との離婚危機が一部で報じられた。日本と台湾の価値観の相違も原因のひとつに挙げられているが、国際結婚をする上で注意すべきこととは何なのか。専門家に聞いた。(取材・文=佐藤佑輔)

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 福原さんが社長を務める「株式会社omusubi」は4日、公式サイトを通じ「弊社 福原愛に関する報道につきまして」と題して週刊誌報道について謝罪。「福原を応援してくださっている皆様、関係者の皆様にご心配やご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます」とした。また、江の台湾の所属事務所も3日に声明を発表。その中には、国際結婚の難しさに触れる文面もあった。

 現在、国内の結婚後5年以内の離婚率は3割と言われる。国際結婚の紹介を専門に扱う一般社団法人「NA-CORD協会」の高須美谷子代表理事は、「国際結婚ではこの割合が5割に跳ね上がる」と指摘する。

「残念ながら、中にはビザやお金が目当ての方や、子どもを母国へ連れ帰ってしまう方もいます。最近ではコロナで来日できないという理由で、結納金をだまし取られたというようなケースもある。外国人の中には『お金が欲しいから日本人と結婚したい』とはっきり言う方もいます。今出会いを求めている方で、国際結婚を希望されている場合は、トラブルを避けるためにも結婚相談所を利用したほうがいいかもしれません」

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