【ズバリ!近況】俳優・伊原剛志が明かす事務所独立のきっかけになった事業売却と3人の自慢の息子たち

海外での活動がますます活発になりそうだ【写真:山口比佐夫】
海外での活動がますます活発になりそうだ【写真:山口比佐夫】

21年はブラジル映画が北米などで公開に!

 独立して最初の仕事は、映画「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」でした。2月頭まで撮影して、21年4月に公開です。僕はゲスト主役。その後、ドラマの撮影をして、1か月前には、さっき話したブラジル映画「プリンセス・オブ・ヤクザ」のアフレコ収録をしました。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにいる監督と、サンパウロにいる編集、僕のいる日本をネットでつないで。これも、21年に北米とブラジルで公開予定です。せりふは英語。英語は前から何度も渡米して勉強し、今も毎週1回2時間半、ネットを使ってレッスンを受けています。

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 新しく始めたことは、一つはファッションです。すでにチームを組んで始動し、RALPH LAURENやETROとかハイブランドを着こなした「IHARA Stylebook」を、僕の個人事務所「IHARA OFFICE」のサイトとインスタグラム、ツイッターにも上げています。50代の演技ができるモデルも悪くないでしょ? 1日3回体重計に載って体の管理もしていますよ(笑)。

 YouTubeもやりたかったことの一つ。「プリンセス・オブ・ヤクザ」の撮影でブラジルに行ったとき、YouTubeばっかり見てたらやりたくなりました。この2月にIHARA Channelの「伊原剛志のやりたい放題」を始め、僕のこれまでの人生を語ったり、大ファンの矢沢永吉さんの歌を歌ったり、役者の奥田瑛二さんとか会いたい人と対談したり。地上波のテレビでは言えないことを言い、できないことをやっています。今日もこれから落語の収録なんです。

 落語は4年前に落語家・桂雀々師匠に弟子入りし“雀々や剛々(じゃくじゃくやごうごう)”としてデビューをしました。ここの前、兄弟子の高座に飛び入り参加させてもらって、久しぶりに1席話やりましたけど、落語はもっと経験が必要です。落語を始めたのは、「ふたりっ子」で桂枝雀師匠(故人)と共演したときに興味を持って、「いつかやりたいな」と思っていたから。4年前、「今年はやりたいことを全部やっていこう!」と思い立ち、枝雀師匠のお弟子さんの雀々師匠の高座を、1人で東京から大阪へ聴きに行き、「勉強したい」と置き手紙をして帰ったんです。そうしたら、帰りの新幹線の中で雀々師匠から電話をもらい弟子入りが決まりました。

夫人と「楽しみを増やしていきたい」とボランティアを計画中

 21年は久しぶりに舞台もやりたいし、やりたいことがたくさんあってワクワクしています。夢は世界中のいろんな国で仕事をすること。今は東京とロサンゼルスに家があって、行ったり来たりで、日本とロスが半々ぐらい。ちなみに、ロスの家は大きいですよ(笑)!

 女房には僕の会社をずっと任せて苦労をかけたので、「これから2人で楽しみを増やしていきたいね」と話しています。女房は子どもが大好き。なので、これから1階で子どものためのボランティアができるようにリフォームしようと思っています。僕も棚を作ったりして日曜大工を楽しんでいるところ(笑)。昔から物作りが好きだったんですよ。自分も楽しんで、人にも喜んでもらえることをやっていきたいですね。

□伊原剛志 (いはら・つよし)1963年11月6日、北九州市生まれ、大阪市育ち。本名:伊原剛。府立今宮高校卒業後、俳優を目指し上京。1982年、アクション俳優養成所「ジャパンアクションクラブ(JAC)」入団。翌83年、舞台「真夜中のパーティー」で俳優デビューし、96年、NHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」で人気獲得。NHK大河ドラマ「新選組!」、NHK朝ドラ「花子とアン」などのほか、米映画「硫黄島からの手紙」やブラジル映画「汚れた心」など海外作品でも活躍し、「汚れた心」では第15回プンタデルエステ国際映画祭主演男優賞を受賞した。2021年4月、映画「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」公開予定。私生活では90年に結婚し2男をもうけたが00年離婚。01年、保育士と再婚し1男。

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