“最強のメジャーリーガー”堀口恭司、大みそかの朝倉海戦へ「勝ちますよ絶対に」必勝宣言

「トランプに勝ってほしい」と発言

 格闘技以外で興味を引いたのは、米国大統領選挙に関する「トランプに勝ってほしい」との発言。これはATTのオーナーがトランプ氏と仲良くしており、その関係からトランプ氏の息子(?)がATTに講演に来たことがあるためだという。

 なお、堀口は最近の好きなアニメに『ワンパンマン』を挙げ、その歌に「ハマっている」とコメント。

「『バキ』好きですか?」には「好きですよ。アニメも買ってましたけど、最近はアメリカに行ったっていうのが大きくて、あんまり見れていない」とも。

 さらに『鬼滅の刃』もPC上で全巻読破したことを明かし、新型コロナウイルス禍でもあるため「映画は試合が終わってからかな」と話していた。

 ともあれ、堀口としてはなるべく多くの質問に答えようとはするものの、チャットの表示速度が速すぎるため、なかなか追いつくことができない。

 それでも時折、ユーザーからスパチャ(スーパーチャット)と呼ばれる課金が入ると、その都度、「課金しないでください」「課金するな」と笑顔で呼びかける点は堀口らしさが感じられ、決戦直前にもかかわらず、まだそこまで緊張していない、どちらかといえば余裕とも受け取れる様子が窺えた。

 この日は50分を終えたところで生配信を終えていたが、決戦11日前だと思えば、十分すぎる内容だったように思う。

 いずれにせよ、堀口にとっては1年4か月ぶりの復帰戦。 

 確かに昨年夏は朝倉戦に敗れ、直後に膝の怪我で長期欠場を余儀なくされたものの、RIZINに初登場した2017年春からの約2年半、日本格闘技界を最前線で牽引(けんいん)してきた男である。

 それだけに、その間、幾多の修羅場を乗り越えてきたことでの極上の経験値が、堀口に程よい自然体をもたらしているように見えた。

 そういえば今回、「朝倉海に負けたら引退ですか?」の問いに「しっかりやり返すので、見ていてくださいよ」と答えていた堀口。

 大みそかには、これまで有言実行を貫いてきた男ならではの爆発に期待せずにはいられない。

次のページへ (3/3) 【画像】エアガンを手にする堀口恭司
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