アメ車→国産車で人生激変、燃費に感激 まさかの“還暦サーキットデビュー”「面白い遊びを教えてもらった」
釣り竿を愛車に積むため、メジャーを手にディーラーへ。そんな趣味人が今や、サーキットを走り回っている――。スバル・レヴォーグに乗る60代の男性オーナーは、還暦でサーキットデビューを飾った。しかも、アメ車からスバル車に乗り換えたというから驚きだ。“ただ者ではない”愛車人生の持ち主だった。

【愛車拝見#369】カスタム費用は「買った値段いかないぐらいかな?」
釣り竿を愛車に積むため、メジャーを手にディーラーへ。そんな趣味人が今や、サーキットを走り回っている――。スバル・レヴォーグに乗る60代の男性オーナーは、還暦でサーキットデビューを飾った。しかも、アメ車からスバル車に乗り換えたというから驚きだ。“ただ者ではない”愛車人生の持ち主だった。
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「前はクライスラー300C ツーリングに乗ってたんですよ。5700ccのやつで」。アメ車の魅力たっぷりで気に入っていたが、「税金も高くて、奥さんから『いい加減にそろそろ』と言われまして(笑)」。11年間走り、乗り換えを決断した。
次の相棒選びで、真っ先に考えたのは趣味のことだった。「釣りをやるので、どうしても竿を積める車じゃないと。それで国産車のワゴンタイプを探したんです」。現実的な選択肢はレヴォーグかトヨタ・カローラの車種だった。そこへ、同じく釣り好きの義弟から「(スバルの)インプレッサいいよ、荷物も積めるし」との口コミが届いた。ディーラーを紹介してもらい、「同じのじゃあれだから」と、レヴォーグを見に行くことにした。
ディーラーへの持参品は、なんとメジャーだった。「自分の釣り竿の長さで積めるか、実際に空間を測って、入るか確認したんですよ」。無事に“テスト”をクリアした。スバルの運転支援システム「アイサイト」の評判も後押しとなって、購入を決断。家族の理解も得た。「自分としては一度は4WD(4輪駆動)に乗ってみたいというのも理由にありました。家族には『安全な車だし、アメ車みたいに壊れないし、税金も安いよ』と言って、納得してもらいました(笑)」。かくしてレヴォーグ(VMG、2020年式)の新車が手元にやってきた。
納車後、オーナーが足しげく通い始めたのが、カー用品の販売から整備、カスタムまで手がける「A PIT オートバックス東雲」だ。「ここに遊びに来たら、スバルのチューニングパーツやカスタムパーツが山ほどあって。スタッフの皆さんのアドバイスをいただきながら、すっかり通っています」。ある日、思いがけない誘いが届いた。「『サーキット走行会があるから、参加しませんか?』と言っていただいて」。なんと、60歳の還暦でサーキット走行デビューを果たしたのだ。それまで縁がなかった世界。人生が一変した。初心者ながら走ってみたら、見事にハマった。
カスタムは徹底的に「中身」を磨いてきた。ブレーキやエンジンなどを強化し、現在はラジエーターを注文中。これで一通り完了になる見込みだ。サーキットでは、ガチ勢ではなく、タイムは求めず、「楽しめればいいんです」というエンジョイ精神を貫く。走行会ではプロドライバーによる同乗走行も体験。「腕が悪いのにタイヤのせいにしたり、車のせいにしたりして……。プロの方に運転してもらって、今のこの車のポテンシャル(潜在能力)がどれぐらいあるのかを見てもらうと、『ここまで出せるんだ、いじってよかった』と思う気持ちと、自分の腕にがく然する気持ちもあります(笑)。そりゃ、サーキットを走るのは怖さもありますが、それがまた楽しくて」。年2回の走行会を、もう4、5年ほど続けている。
「面白い遊びを教えてもらった」
ちなみに、気になるカスタム費用を聞いてみると、「買った値段いかないぐらいかな?」。なかなかの投入資金だ。
「奥さんが怒らなかったのかという質問ですか? うちは割と自由なんで(笑)。もう諦めてるというか(笑)。今まで好きなことやってきたんで。サーキットは今年6月にも予定されています」とにっこり笑う。
燃費に関する“余談”が。「レヴォーグはいじっちゃったので、燃費はリッター10キロいかないぐらいです」とのことだ。しかし、男性オーナーには、独自の“燃費基準”がある。「それでも、アメ車の3倍走るんです。アメ車がリッター3キロぐらいだったので、僕にとっては『すごい燃費がいい』という感覚なんです。だって、アメ車で秋田まで釣りの遠征をしていた頃、往復で3回も満タンにしなければ帰ってこられなかったんですから。もちろん、アメ車の運転は楽に乗れてよかったですよ」。
妻とのドライブは、道の駅巡りにレヴォーグを愛用している。「奥さんが道の駅が好きなんで。荷物もたくさん積めるし、そこで気に入ってもらってます(笑)」。
クライスラーの前は、BMW 5シリーズのワゴンタイプに乗っていた。“走り”についても追求することができるスバル車と出会ってから、「面白い遊びを教えてもらったなと思っています。次に欲しい車は今のところないですね。速いし、カスタムして面白いし。今気に入ってますから。やっぱり車はいつもそばに置いておきたいですよね」としみじみ語る。アメ車からスバリストへ。趣味・道楽をより豊かにしてくれるレヴォーグとの付き合いは、まだまだ長く続いていきそうだ。
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