「介護士だって人間なんです」 高齢者への虐待は「絶対ダメ」でも… 転職して分かった33歳女性の複雑胸中
高齢化社会の日本で介護職の重要性は高まっているが、業界には課題が山積している。慢性的な人手不足、進まない待遇改善、そして、職員による高齢者の虐待問題も暗い影を落としている。「介護士だって、人間なんです」。認知症になった祖父の死をきっかけに事務職から転身した現役介護職員で、著書『気がつけば認知症介護の沼にいた。もしくは推し活ヲトメの極私的物語』(古書みつけ刊)を上梓した畑江ちか子さんに、職員としての複雑な本音、ストレスを爆発させない働き方の考えを聞いた。