セガが誇る高性能家庭用ゲーム機 「メガドライブ」が誇る名作ゲーム3選

1988年10月29日にセガより発売された「メガドライブ」は、他社に先駆けて16bitのCPUを搭載した高性能家庭用ゲーム機だ。セガでもっとも普及したマシンで、セガ以外のメーカーからも多くのゲームソフトが発売された。CD-ROMのソフトが遊べるようになるメガCDや、電話回線を使ったゲームの配信が可能になるメガモデムといった周辺機器も数多く登場している。そんな『メガドライブ』でプレイできた名作ゲーム3選を紹介しよう。

「メガドライブ」【写真:ENCOUNT編集部】
「メガドライブ」【写真:ENCOUNT編集部】

漆黒のボディーが注目を集めた16bitマシン

 1988年10月29日にセガより発売された「メガドライブ」は、他社に先駆けて16bitのCPUを搭載した高性能家庭用ゲーム機だ。セガでもっとも普及したマシンで、セガ以外のメーカーからも多くのゲームソフトが発売された。CD-ROMのソフトが遊べるようになるメガCDや、電話回線を使ったゲームの配信が可能になるメガモデムといった周辺機器も数多く登場している。そんな『メガドライブ』でプレイできた名作ゲーム3選を紹介しよう。

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 1本目は、セガ初のRPGとして発売された『ファンタシースター』の続編、『ファンタシースターII 還らざる時の終わりに』(1989年)だ。本作の舞台は、前作から1000年後の世界。主人公のユーシスが妹のネイやほかの仲間とともに冒険するストーリーである。『メガドライブ』の性能を生かした戦闘中のアニメーションは、本作の魅力の1つだろう。

 SNS上では「戦闘アニメーションは文字だけの戦闘と違って迫力があった」「フルアニメーションの戦闘シーン、美しいダンジョン、感動的なエンディングすべてが最高」など当時を振り返る声が寄せられていた。

 2本目は、91年発売の格闘アクションゲーム『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』だ。『イース』(日本ファルコム)や『アクトレイザー』(エニックス※現スクウェア・エニックス)など数々のゲームで名曲を生み出したゲーム音楽家・古代祐三氏によるサウンドが、迫力あるバトルシーンを彩る。プレイヤーは3人の登場人物から1人を選び、ステージを進めていく。2人同時プレイが可能なのも特長で、協力プレイを楽しんだプレイヤーも少なくないだろう。

 各ラウンドの最後には強力なボスが待ち構えており、全8ラウンドをクリアするのは簡単ではない。そんな本作に対して「BGMはゲームサウンドにおける革命的な存在だった」「2人同時プレイもできて、アクションシーンは爽快感があった」と高評価コメントが寄せられている。

 3本目に紹介するのは、カプコンが生み出した名作アクションゲーム『魔界村』の続編で、89年に発売された『大魔界村』だ。主人公・アーサーを操り、大魔王ルシファーに奪われたプリンセスの魂を取り戻すために戦うアクションゲーム。縦横にスクロールするステージや、複数の武器を使い分けて攻略する点は前作を踏襲。今作からは、魔法が使えるようになる黄金の鎧や、上下に攻撃を撃ち分けるアクションなど、新要素も加わっている。

 セガのみならず、ゲーム業界を代表する名作『大魔界村』に、SNS上では「ファミコンしか知らなかった子供時代に大魔界村と出会い、セガの虜になった」「大魔界村をプレイしたくてメガドライブを購入した」といったコメントが寄せられ、影響力の高さが伺える。

 今回紹介した3作品以外にも、知る人ぞ知る名作が目白押しの『メガドライブ』。今となってはレトロゲームの部類だが、歴史をたどってみても面白いかもしれない。

次のページへ (2/2) 【動画】セガ初のRPGとして登場した『ファンタシースター』
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