米出身漫画家が「鬼滅の刃」を徹底分析 マンガ学会で研究発表「炭治郎の中にモンスター」
アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(原作・吾峠呼世晴=ごとうげ・こよはる氏)が、「千と千尋の神隠し」(興収316億8000万円)の記録を塗り替え、歴代興収1位の座に立った。コミックの累計発行部数は電子版を含めて1億2000万部突破という空前の売り上げを更新中。社会現象として旋風を巻き起こしている「鬼滅」。その魅力をどう読み解けばよいのか。日本マンガ学会で「鬼滅」の謎について研究発表をした米国出身のマンガ研究家、井島ワッシュバーン・パトリックさんに聞いた(※一部ネタバレになる記述があります)。