RED WARRIORS、初の配信ライブに納得の手ごたえ ユカイ「バラエティーに富んでいて楽しいな」

ゴージャスな時間が流れた無観客ライブ
ゴージャスな時間が流れた無観客ライブ

アンプラグドで魅せたRED'Sのロック魂

“RED WARRIORS Unplugged streaming live”と銘打たれ、東京・六本木の「Billboard Live TOKYO」から無観客ライブが全世界に生配信された。

「KING’S ROCK’N’ ROLL」のBGMが流れる中、3人がステージに登場。ピンクのジャケット&蝶ネクタイのユカイが中央に、ステージ右側に真っ黒のレザーパンツにタキシードのシャケ、左に黒のシャツでロングヘアのキヨシが互いに向かい合うように座る。

 シャケがイントロを弾いて、パーティーの始まりを予感させる軽快な「OLD FASHIONED AVENUE」からスタート。続けて2曲目は、ブルージーなギターイントロから始まり、そのままキヨシと2人で怪しいシャッフルビートを刻む。ユカイが歌い始めるとようやくその曲が「NEVER GIVE UP」だと分かる。ブルージーでミステリアスな曲へとアレンジされ、まるで新しい曲を聞いているようなそんな感覚を味わった。

 ここでユカイが「HELLO サムシング!今日はRED WARRIORSの部屋にやってきたと思って楽しもう!」とカメラの向こうのファンに話しかけ、おなじみのシャケのギターアルペジオから始まる「ルシアン・ヒルの上で」を披露。ユカイも立ち上がって熱唱する。

「BIRTHDAY SONG」ではキヨシのハイトーンのコーラスが誰もいない会場に響き渡る。そしてシャケのスライドギターとユカイのブルースハープで、アメリカ南部の香りがするアレンジに仕上げられたアルバム「7th」のナンバー「LOVE IS SICK」が披露された。

 順調に演奏が進み、無観客のステージにも慣れてきた様子のユカイは、「こういう形でライブをやると3人の結束も生まれたりしてな。あんまり密になりすぎるとまたケンカしたりするからな(笑)」と自虐を込めて笑いを誘い、メンバーを紹介。シャケが、RED WARRIORSのセルフカバーアルバムを11月に発売することが紹介され「俺たちを差し置いてRED WARRIORSのカバーアルバムを出したから」と言うとシャケも「お前も10年前に出したじゃん!」と笑いながらツッコミを入れるシャケ。

 その流れでシャケが歌う「SHAKIN’ FUNKY NIGHT」、六本木の夜景をバックに歌うロックバラード「PARTY IS OVER」、その後も「FOOLISH GAMBLER」「Mr. Woman」「JOHN」「Back to Life」「WINE & ROSES」と代表曲からレアな選曲までアコースティックアレンジで次々と演奏した。

 ここでユカイが「やってみるとRED WARRIORSの曲って、バラエティーに富んでいて楽しいな」と語りかけると、シャケもうなずく。続けてユカイが「いつもなら『ギターうるさいからもっと下げて』とか言うんだけど、今回はドラムがないから『ギターもっと音ちょうだい』ってなるよね(笑)」とアコースティックの感想を語ると、キヨシは「今回シャケに『ベースでかい!』って言われないからすごい気持ち良いよ」と返すと、ユカイとシャケが笑った。

 そんなリラックスした雰囲気の中で「CASINO DRIVE」を披露。原曲は弾けるようなロックナンバーだが、ユカイはテキサスの酒場風のアレンジと紹介し、まるでホンキートンクっぽい、ゆったりとしたリズムで、今の3人にピッタリなアレンジで披露された。

 最後に「たくさんのリクエストと応援をありがとう」とユカイが感謝を述べて、リクエスト2位の「MORNING AFTER」と1位の「ANOTHER DAY, ANOTHER TIME」を歌い全て終了。

 今も変わらないユカイのパワフルでセクシーな歌声。さらに円熟味を増すシャケとキヨシの演奏、3人をサポートする三国の安定のキーボードなど、RED’Sファンには見逃せない贅沢なライブとなった。

 終演後の楽屋でも3人に笑みがこぼれ、初の試みに手ごたえを感じたようだ。

「RED WARRIORS Unplugged streaming live at Billboard Live TOKYO」は25日午後11時59分までアーカイブ配信を実施。配信チケットは21日午後11時59分まで販売中。

Streaming+ http://eplus.jp/redwarriors-s
PIA LIVE STREAM http://w.pia.jp/t/redwarriors-pls/

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