sumika、第99回全国高校サッカー応援アーティストに決定 頑張る選手の「力になりたい」
4人組バンド「sumika」が第99回全国高校サッカー選手権大会の応援アーティストを務めることが分かった。応援歌のタイトルは「本音」。
「大切な時間を奪われてしまった2020年、あるべきだったはずの出会いを取り戻せるように」
4人組バンド「sumika」が第99回全国高校サッカー選手権大会の応援アーティストを務めることが分かった。応援歌のタイトルは「本音」。
同曲の作詞はボーカル&ギターの片岡健太が担当し、作曲はキーボード&コーラスの小川貴之が担当する。
応援歌アーティストに選ばれたことについて、小川は「とても光栄で、聞いた時は信じられませんでした。自分たちが選ばれたことをとてもうれしく思います」とコメント。荒井智之も「毎年の風物詩である大会ですし、光栄に思うと同時にプレッシャーも感じています」。片岡は「本当に僕たちで大丈夫ですか?と思うくらいびっくりしました。僕の両親も喜んでいます」と話し、黒田隼之介も「誰もが知っている大きな大会なので、すぐに両親に報告しました」と喜びの声をあげた。
また、片岡は高校サッカーのイメージについて「絵に描いたような『青春』のイメージです。筋書きのないドラマですよね。今を夢中になっている姿に、青春だなと感じます。僕たちも頑張るぞ!と思えます」と印象を口にした。
そして応援歌となる「本音」については「今年は、人に会えない時間が長かったので、人の本音が見えづらい部分があったかと思います。この高校サッカーを通して、みんなが本音で言い合えるような時間や瞬間が訪れてくれたらいいなという思いを込めて作りました」と明かし、「『ありがとう 本音だから』という歌詞は、面と向かっては照れくさくて言いづらいけど、曲なら言える。音楽だからこそ、素直になれる特別なフレーズです。それから、以前、ロッカールームの映像を見た時に、監督が選手に対して、『ありがとう』と言っていたのが、印象的でした。今回は更に、『開催してくれてありがとう』と思う方もいるかと思いますので、たくさんの『ありがとう』という感謝の言葉を伝えていきたいです」と歌詞に込めた思いを説明した。
続けて「2015年、僕の声が出なくなり、活動休止をしてしまいました。その時にメンバーが、心配し、声をかけてくれて、『声、戻らなくても良いから一緒にバンドやろうよ!』と言ってくれたことがうれしかった。辞めるしかないかな?と思っていたけれど、『大丈夫だよ!今までいろいろ頑張ってくれて、ありがとう!』というメンバーの“本音”に気づくことができ、当時の経験が今回の曲に活きていると思います」と自身の経験ももとになっているとした。
そして、コロナ禍で頑張っている高校生たちへ「僕は、高校1年生の時に軽音楽部に入って、その時のご縁がつながり、このメンバーに出会えました。当時の時間がなければ、僕は今の人生を歩んではいないと思います。その大切な時間を奪われてしまった2020年、あるべきだったはずの出会いを取り戻せるように、力になりたいです。僕たちも春から予定していたアリーナツアー全公演が見合わせになり、絶望していたのですが、高校生たちの諦めずに前を向いている姿勢、監督やマネジャー、選手を支えるご家族の方の願いを力に変えて、前に進んでいこうとする選手たちが、僕たちの力にもなっています」とメッセージを送っている。