ポケモン寄贈のマンホールにパイプいす 「沖縄まで行ってこれはつらい」ネットで物議に 那覇市が移設検討

沖縄・那覇市で行われたイベントで、「ポケモン」のキャラクターがデザインされたマンホールのふたの上にパイプいすが置かれた画像が拡散、物議を呼んでいる。話題となったマンホールのふた「ポケふた」は、株式会社ポケモンが地域の魅力を国内外に発信するため、各都道府県や自治体に寄贈しているもので、ネット上ではその扱いを巡り「ポケふた大事にしてください」「大切な観光資源なのに」といった疑問の声も上がっている。那覇市観光課は「写真も撮れないような状況はよろしくない」と見解を示した上で、イベント時に邪魔にならない場所への移設も検討していると明かした。

ポケモンがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」の扱いが物議に【写真:ポケモンローカルActs公式サイトから】
ポケモンがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」の扱いが物議に【写真:ポケモンローカルActs公式サイトから】

地域の魅力を国内外に発信するため、株式会社ポケモンが全国の自治体に無償で寄贈

 沖縄・那覇市で行われたイベントで、「ポケモン」のキャラクターがデザインされたマンホールのふたの上にパイプいすが置かれた画像が拡散、物議を呼んでいる。話題となったマンホールのふた「ポケふた」は、株式会社ポケモンが地域の魅力を国内外に発信するため、各都道府県や自治体に寄贈しているもので、ネット上ではその扱いを巡り「ポケふた大事にしてください」「大切な観光資源なのに」といった疑問の声も上がっている。那覇市観光課は「写真も撮れないような状況はよろしくない」と見解を示した上で、イベント時に邪魔にならない場所への移設も検討していると明かした。

 今月18日、SNS上で拡散した画像では、那覇市に設置された「ウインディ」のポケふたの上にパイプいすが置かれ、イベントの一般参加者が腰を掛けた様子が収められている。

 遠方からポケふたを見に来た旅行者が落胆をつづった投稿には、「はるばる沖縄までポケふたに会いに行ってこれはつらい」「観光資源として使うように寄贈されているのにこの扱い酷すぎる」「株ポケが無償提供してるのに市はなんで大事にしないの?」といった疑問の声が寄せられている。

 一方、「たかがマンホールの蓋でしょ?」「興味ない人からしたらタダのマンホール」「出店側からしたら『知ったこっちゃない』ってのも分かる」という意見も上がるなど、賛否両論となっている。

 ポケふたは地域の魅力を国内外に発信するプロジェクト「ポケモンローカルActs」の一環として、株式会社ポケモンが都道府県や自治体に無償で寄贈しているもので、全国各地に400枚以上が設置されている。同一デザインのものは1枚もなく、すべてがその都道府県や自治体にちなんだポケモンを採用したオリジナルのデザインとなっている。なお、ポケふたの下に下水管などの設備は通っておらず、あくまでも観光目的のダミーのマンホールとなっている。

 ポケモンローカルActs公式サイトの「ポケモンマンホールお問い合わせファーム」では、ポケふた(ポケモンマンホール)の設置について「弊社といたしましては、ポケモンマンホールをただ設置していただくだけでなく、観光資源化などとして積極的に広報にご活用いただける自治体への寄贈を、希望しております」と記載されており、観光資源としての利用を前提としていることがうかがえる。

 ENCOUNTが20日、那覇市観光課に一連の事実関係や見解を問い合わせたところ、21日になって電話で回答が寄せられた。

 観光課の担当者は、話題となった投稿について「20日になって把握しました。ポケふたの設置場所の国際通りてんぶす広場はイベント開催が盛んに行われる場所で、投稿のあった18日も泡盛の飲み比べイベントが開催されていました。イベントの実施や道路の使用許可は道路管理課の所管で、今回はイベント実施者に特段の配慮を求めることはしなかったと聞いています」と経緯を説明。

 その上で「寄贈いただいた株式会社ポケモン様からは、年間を通じて見られるところにとご要望をいただいており、観光課としましては、SNS投稿にあったような写真も撮れないような状況はよろしくないと認識しています。お願いベースにはなりますが、今後はイベント実施時に配慮を求めるよう道路管理課に通達を出すとともに、ダミーのマンホールということもありますので、イベントの邪魔にならないところへの移設も検討しなければならないと思っております」と話している。

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