まんじゅう大帝国、映画デビューも凄いセリフ量に「正直、台本を読むのが怖かった」

映画デビューは雑談から始まった【写真:ENCOUNT編集部】
映画デビューは雑談から始まった【写真:ENCOUNT編集部】

竹内はリンゴ農家の跡取りで主人公・実役、田中は嫉妬の激しい芸人仲間・エーマ役

――そのくらいの感覚だったから、素直に映画に入ることができた?

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田中「詳しかったら疑問を持ったかも。だから、100%言うことを聞けたっていうのはありますね。一生懸命できるように頑張ろうと思いました」

――竹内さんはリンゴ農家の跡取りで、実は芸人を夢みる主人公・実。田中さんは嫉妬の激しい芸人仲間・エーマ役。あて書きの登場人物ですよね。やりやすかったですか?

田中「いいえ! すごく難しかったです」

竹内「お互いに反対の性格みたいな感じだったんですよ」

田中「もしかしたら、我々を俳優として売るために修行させたんじゃないかな。竹内は東京生まれ、東京育ち。親は芸人になることも、一切反対してない。その人間が長野県のリンゴ農家に生まれて、親の反対の中で芸人をやろうと一生懸命頑張るんです。一方、僕は出身が釧路。人前で大声を上げたりしないですし、嫉妬もしない。芸人仲間が売れても、よかったぐらいにしか思わないです。(劇中にある)嫉妬に狂う感じ、我慢できなくなって、彼女に当たる、という感覚がまったくない」

――竹内さんは吃音があって、なかなか本音を言い出せないという設定もありました。

竹内「監督と一緒に吃音の方たちにお話を聞きに行きました。吃音でしゃべれないことと本音がリンクしてくる部分もあったので、監督と一緒に考えていきました。予告編からやっていた人物なんで、自分の中にある感じはあったので、自然にできたかなあ。撮影の前には、リンゴ農園で、3、4日作業を体験させてもらって、勉強になりましたし、町の人へのあいさつ回りもさせてもらって、町の雰囲気を見せていただいたんで、自分の知った町だと思って、現場に入れました」

――ベテラン俳優との共演は?

竹内「山本學さんと田中要次さんの接近戦のような芝居を特等席で見られました。圧倒されましたね。ちゃんと迎え入れてくれて、やりやすいように配慮してくださった。(プロの俳優は)すげえんだなって身をもって感じました」

田中「映画の現場は大変でした。でも、監督はマネジャーさんなので、多分、俳優さんと監督の関係よりもフランクにできたし、いいお勉強させていただいたかな。初めての映画が八木監督で良かったなと思いましたね」

次のページへ (3/4) マネジャーである八木監督は「人を売っていくことが武器」
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