「半沢直樹」余韻に浸る 半沢の正義感あふれる名言の数々のなかでお気に入りは?

政治家の仕事とは?「あなたの本当の役割は国民への奉仕のはずだ!」

 箕部幹事長を調べていたせいで、黒崎検査官は金融庁から国税庁に異動させられてしまう。黒崎は半沢に不動産会社・伊勢志摩ステートを調べるよう、情報を託す。

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 第9話で半沢は、箕部が東京中央銀行から伊勢志摩ステートに20億円を転貸し、大金を手に入れていたことを突き止める。そして、不正を取り仕切っていた紀本常務に、「あなたたちは腐りきっている! バンカーとして、いえ、もはや人として失格だ!」と激怒する。

 半沢はようやく箕部の悪巧みの証拠の在処を突き止めるが、その証拠を中野渡副頭取は箕部に渡してしまう。半沢は中野渡に「資料を今すぐ公表してください!」と嘆願するが聞き入れられない。

 半沢の怒りは収まらず、箕部を「あなたの本当の役割は国民への奉仕のはずだ。にもかかわらず、その使命を忘れ、国民の思いと願い、未来への希望をあなたは裏切り踏みにじった」と面罵する。

バカげた言い訳をするな!「『記憶にない』は一般社会では通用しない!」

 中野渡頭取にまで裏切られた思いだった半沢だったが、頭取が箕部の懐に入り込み“隙を突く”戦略だったことに気付く。最終回では大和田、白井大臣、黒崎らも巻き込み、巨悪の根源・箕部の不正を、マスコミを集めた会見の場で暴き出す。

 往生際悪くしらを切る箕部に、「『記憶にない』で済むのは国会答弁だけの話です。ここは国会ではありません。そんなバカげたげた言い訳、一般社会では通用しない」と、半沢は反撃。マスコミのカメラの前で、国民に向けわびるよう迫る。

「政治家の仕事とは人々がより豊かに、より幸せになるよう政策を考えることのはずです。今、この国は大きな危機に見舞われています。航空業界だけでなく、ありとあらゆる業界が厳しい不況に見舞われている。それでも人々は必死に今を堪え忍び、苦難に負けまいと歯を食いしばり、懸命に日々を過ごしているんです。それがいつかきっとこの国にまた誰もが笑顔になれるような明るい未来がくるはずだと信じてるからだ」

 箕部は尻尾を巻いて逃げ、半沢の1000倍返しは成功。中野渡頭取、大和田が銀行を去り、半沢も辞めるつもりだったが、2人に説得され銀行に残ることに。多くの名言を遺し、「半沢直樹」は第3弾が期待される最終回となった。

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