「居酒屋に一人でふらっと」村川絵梨が明かす日本酒プロデュースの制作舞台ウラ

コロナ禍での仕事について明かした村川絵梨【写真:荒川祐史】
コロナ禍での仕事について明かした村川絵梨【写真:荒川祐史】

コンセプトは同世代の女性「日本酒好きの第一歩となるお酒になったら」

――どんな人に飲んで欲しいですか?

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「最初のコンセプトが同世代の女性です。日本酒が好きな方は増えているんですけど、まだ、飲みづらそうという印象を持っている方はいます。日本酒好きの第一歩となるお酒になったら。アルコール度数もちょっと低めなので、昼から飲めるお酒だと思います」

――日本酒はどういうタイプが好きなんですか?

「結構、コロコロ変わりますが、口を含んだ時に柔らかい香りが来て、後味にキレがあること。最近は辛口でちょっと軽めの、爽酒(そうしゅ)が気に入っています。季節もあるかと思うんですけどね。『えりごのみ』は大吟醸なので、お米の華やかさがありますが、キレ味がいいんです。それこそ福光屋さんの特徴だと思うので、うまく融合させてもらえて、重すぎず、軽すぎず、優しい日本酒になったと思います」

――コロナ禍でのお仕事の影響はいかがでしたか?

「演劇が大好きなので、演劇ができなくなるかもしれないと思って、一瞬、絶望的な気持ちになりました。1月中旬に映画『リスタートはただいまのあとで』(公開中)を撮り終わって、2月から舞台(劇団た組20回目公演『誰にも知られず死ぬ朝』)をやらせてもらったのですが、終わる頃には、『コロナで劇場を閉じなきゃいけないかも』って状況になっていたのですが、対策を徹底して幸いにも3月1日の千秋楽までやらせていただいた。舞台はそれが最後です。今も、不安はあります」

――渋沢栄一の生涯を描くNHK大河ドラマ「青天を衝け」の撮影は進んでいますか? 栄一の姉なか役ですね。

「万全を期して何とかやっています。台本に書かれている、お姉ちゃんは明るくて、ちょっと勝気。男性にきつく言ったり、パシパシ叩いたり。これまでの大河ドラマではあまり描かれてこなかった女性だと思います。今の時代ともマッチするし、共感してもらいやすい役かな。“女強し”って役で、楽しくやっています」

――村川さんと言えば、朝ドラ「風のハルカ」ですが、脚本が同じ大森美香さん。

「それもご縁ですね。今年は、大河の撮影があるのが救いになりました。国民的なドラマなので、どうにかみんなで団結してやってくれるだろうと信じていました。台本はまだ途中なので、誰も結末も知らないし、自分が何歳まで演じるかも分からないんです」

――最後に「えりごのみ」についての抱負をお願いします。

「たくさんの人に気に入ってもらえるお酒になりましたので、瞬発勝負じゃなくて、持久力がある感じで広まっていけば。お仕事が終わって、家で晩酌して欲しいっていう思いで、ちょっと小さめのサイズの飲み切りサイズにしました。日本酒は封を切ってからも腐らないですし、冷蔵庫に入れていただいたら、劣化しません。男性の方からも好評をいただいたので、大切な方へのお土産にして、一緒に晩酌していただけたらと思います」

□村川絵梨(むらかわ・えり)1987年10月4日生まれ、大阪府大東市出身。2004年、映画「ロード88 出会い路、四国へ」で映画初主演。05年、NHK連続テレビ小説「風のハルカ」にてヒロインに抜擢される。16年、瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美時代に発表した小説を映画化した「花芯」で主演を務める。近年では、「グッド・ドクター」「中学聖日記」「アフロ田中」などに出演。「日本酒えり好み?女優・村川絵梨とゆく、めくるめく日本酒の冒険?」がアスマートにて公開中。2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」に出演。

次のページへ (3/3) 【画像】インスタで日本酒を紹介する村川絵梨
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