デビュー18年経っても「達成感がないからこそ頑張れる」Dream Shizukaの新たな挑戦

「フラッシュダンス」の魅力を語った【写真:山口比佐夫】
「フラッシュダンス」の魅力を語った【写真:山口比佐夫】

稽古場での雰囲気に意気込み「吸収できるものは全部吸収して、盗んでいきたい」

――9月12日に日本青年館ホールで迎える初日に向け、稽古の真っ最中かと思います。稽古場の雰囲気はいかがですか。

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「皆さんプロフェッショナルだなと日々感じています。キャストの皆さんは、本読みひとつでも毎回毎回変えているので、探りながら、挑戦しながらやってみて、より良いものを作ろうという雰囲気があります。『稽古場は恥をかくところ』というお言葉をいただいて、確かにそうだなと。稽古場という空間で遠慮したり、『こうなったらどうしよう』と考えても仕方ないですし、もっと広い場所で、遠くの方にも感じてもらうためには、自分が思っている以上にやらないといけないとすごく感じさせてもらっています」

――稽古場では多方面で様々な活動をされている方が一堂に会します。新たな発見はありますか?

「同じLDHの方がいない現場っていうのは初めて。なので、すごいおもしろいですし、見ていてドキドキしますね。LDHの1人としてちゃんとしなきゃなという気持ちと同時に、吸収できるものは全部吸収して、盗んでいきたいです」

――「フラッシュダンス」では数々のヒット曲が登場します。見どころを教えてください。

「『フラッシュダンス』と言えば1番に水をかぶるシーンが浮かんできますが、自分自身もそのシーンはすごく楽しみです。出演させていただく身ではあるけど、『あのシーンを本当に生で見れるのかな?』と(笑)。。アレックスが働いている工場の表現もすごく楽しみ。海外のミュージカル映像もすごかったので、ダンスとの融合というか、想像できないようなシーンになると思います。ダンスシーンでは、この年代そのもののダンスを感じてもらえるんじゃないかな。自分自身も踊っていてすごく楽しいですし、見てくださる方にもその年代を疑似体験してもらえるような感覚になってもらえたら嬉しいです。今までやってきたことのないジャンルなので、難しそうだなと思う反面、すごく楽しみです!

 あと、踊るのがめちゃくちゃ久しぶり。それこそ、『E-girls』を卒業してからはほとんど踊っていないので、大丈夫かなと不安もあります。でもダンスはやっぱり楽しい!上手い下手ではなく、そこにしっかりキキなりの感情や、そのシーンの思いを乗せて表現したいです」

次のページへ (3/4) 歌とダンスは「ずっと自分のそばにあった」「出会えたことはすごくありがたい」
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