銀行マンも「半沢直樹」がお好き!? 銀行マンに「半沢」見ていますか、と聞いてみた

派閥争いは“銀行あるある”

 もちろん、大いに共感する部分も。

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「僕は派閥争いには疎い方なのですが、感じる部分はあります。『なんであの人が出世したのかなあ』と考えてみると……あ~そういうことか、と。出身校別の名簿があったりしますし。メガバンクが今のカタチになるまでは合併を繰り返したので、当初は自分たちが合併相手より有利になるにはどうしたらいいか、といった話し合いを、休日に上司の自宅に集まってしたことがありますよ(笑)」

 でも、それも今は昔。懐かしい思いを込めて、ドラマ「半沢直樹」を楽しんでいる。

 半沢の妻・花や小料理屋の女将・智美の存在にはファンタジーまで感じるそうだ。

「花のようにかわいくて優しい妻って……いたらいいですよね(笑)。そのうえ、お店のキレイな女性が構ってくれて、買って用意してくれたお菓子が妻とバッティング、なんて、実際にあったら楽しいかも」

 戸田さんは原作小説もすべて読んでいるという。なんだかんだいっても「半沢直樹」が大好きなのだ。

「中野渡頭取のうまい差配とか、人事部の伏魔殿的雰囲気とかには、銀行らしさを感じますし、全体的に銀行の雰囲気がよく描かれているように感じますから。半沢のような行動をとる人は行内にあまりいなくても、半沢が言うような『客のため、社会のために仕事をする』といった考えをもっている銀行マンは少なくないと思いますよ。口に出して言わなくてもね」

銀行勤務の人たちもやはり「スカッとする!」

 別のメガバンクグループ傘下の銀行に勤務するアラ還の森和也さん(仮名)も、「毎週、楽しく見ています」と日曜の夜を楽しみにしているクチ。

「放送中の帝国航空再生のくだりは、実際にも設置された“JAL再生タスクフォース”を思い出しますよね。ただ、銀行マンとして共感するというより、ドラマとして楽しんでいます。実際には、銀行は金融庁に逆らうことなんてできませんから」と笑う。

 同じくメガバンクグループ傘下の銀行に、派遣で勤務するアラフィフの角倉晴美(仮名)さんは「銀行らしさがよく出ている」という。

「私は以前、別の業界で働いていたので、そこと銀行を比べてしまうのかもしれませんけど、『半沢直樹』は銀行業界らしさがよく出ていると思います。具体的に説明するのは難しいんですけど……仕事の流れとかやりとりとか。もちろん、ドラマの登場人物たちが実際にいたらコンプライアンスに引っかかる人ばかりだから、そこはドラマだけど、半沢みたいに言ったりやれたりできたらスカッとするよなって思います。職場でも楽しみに見ている人が多いですよ」

 細かいところはともかく、「半沢直樹」を見ているとスカッとするのは、銀行で働く人たちも同じ、ということのようだ。

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