かつてはプロ目指したゴルフ少女 「中3で大学生役」演じた16歳、茅島みずきの素顔

ゴルフでプロも目指した実力者、芸能界に飛び込んでからもその経験が活きている【写真:荒川祐史】
ゴルフでプロも目指した実力者、芸能界に飛び込んでからもその経験が活きている【写真:荒川祐史】

憧れのポカリCMオーディションでは「頭が真っ白に…」

――そこから芸能界に飛び込み、2019年には「ポカリスエット」のCMヒロインに抜てきされました。

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「八木莉可子さんが出演していたCMをよく見ていたので、格好いいなと憧れを持っていました。オーディションでダンスを踊ることになったのですが、踊ったこともないし、ダンスも苦手で……。実際、オーディションでは緊張から振りが飛んでしまって。歌いながら踊らなきゃいけなかったんですが、歌詞のことなど色々考えながらやっていたら、後半の振りが飛んで頭が真っ白に……。なので、『落ちたな』と思っていたんです。合格したときは『これは現実なの?』とびっくりしました」

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

「撮影当時はまだ現場に慣れていなくて。CMを1本作るために、こんなにたくさんの人が関わるんだと驚きました。初めてのことばかりだったので楽しかったんですけど、ダンスでは苦労した部分もありました。でもその分学べたことも多かったです。出来上がったものをテレビで見て、自分がCMに出ているのは恥ずかしい気持ちもあったんですけど、頑張ってよかったなと思いました」

――出演されたドラマ&ドキュメント「不要不急の銀河」(NHK総合)ではコロナ禍でのドラマ制作の舞台裏と、そこから生まれる新しいドラマというテーマに挑戦されました。

「コロナ禍で生きる家族をテーマにしたドラマなのですが、マスクをつけたままでのお芝居は初めての経験。相手の表情は見えないし、声も通りづらい。難しい部分はたくさんあったんですけど、新鮮でした。マスクをつけてお芝居をする時代もくるのかなと思ったりもしました」

――ドラマの公式ツイッター(@nhk_home_drama)では、撮影現場での感染症対策がたくさん紹介されていましたね。

「カットがかかったあとに換気の時間があったり、毎回現場のセットに入る前に靴を消毒するマットが置いてあったり、お芝居したあとに絶対に除菌をしたりとか。マスクの外し方も教わりました。ヒモを触って取るというのがポイントみたいです。ドラマはコメディ的な要素が多くて笑えるシーンもたくさんあるんですけど、コロナ禍で自分自身がどういう行動をすべきか、など、すごく考えさせられるドラマになっているのではないかと思います」

次のページへ (3/4) 16歳の今の悩みは「ちょっとしたことで悩んじゃう」
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