芳根京子「引き継いでいかないといけない出来事」広島原爆投下で命を落とした19歳女性を熱演

NHKは15日、ドキュメンタリードラマ「Akiko's Piano 被爆したピアノが奏でる和音(おと)」(BSプレミアム・BS4K、午後6時~)を放送する。広島に投下された原爆によって19歳で命を落とした河本明子さんの在りし日の姿を、日記にもとづいて描いていくドキュメンタリーとドラマの構成。主演を務めるのは「べっぴんさん」以来のNHKドラマ出演となる芳根京子。

「べっぴんさん」以来のNHKドラマの主演を務めた芳根京子【写真:(C)NHK】
「べっぴんさん」以来のNHKドラマの主演を務めた芳根京子【写真:(C)NHK】

広島の原爆で命を落とした19歳の女性の在りし日の姿を描く

 NHKは15日、ドキュメンタリードラマ「Akiko’s Piano 被爆したピアノが奏でる和音(おと)」(BSプレミアム・BS4K、午後6時~)を放送する。広島に投下された原爆によって19歳で命を落とした河本明子さんの在りし日の姿を、日記にもとづいて描いていくドキュメンタリーとドラマの構成。主演を務めるのは「べっぴんさん」以来のNHKドラマ出演となる芳根京子。

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 ドラマの舞台は昭和15年の広島県三滝町。大好きなピアノを演奏することが喜びだった河本明子(芳根)は、父・源吉(田中哲司)、母・シヅ子(真飛聖)、そして2人の弟と仲良く暮らしていた。ある日、彼女の夢を応援してくれた教師の竹内(町田啓太)のもとにも、召集令状が届いた。戦況が悪化していくにつれ、徐々に音楽から引き離されていく明子の生活。「勉強がしたい」、「もっとピアノを弾きたい」。そんな思いをよそに、勤労奉仕に駆り出される。そして昭和20年8月6日の朝も、父の反対をおして、作業のために市の中心部へと向かっていったのだった。

 ドキュメンタリーパートでは、明子さんが愛用していたピアノが2005年に修復され、「あの日の記憶」を現代へと伝える様子を伝えた。そして世界的作曲家・藤倉大氏がイギリスから来日し、彼女をイメージして作られた曲「ピアノ協奏曲第4番『Akiko s Piano 』」が、明子さんのピアノを使用し、終戦75年の節目となった2020年8月5日・6日に広島交響楽団によるコンサートで世界初演を迎えた。歴史に埋もれた名もなき女性の物語が1台のピアノが奏でる音によってよみがえった。

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