地方の自然公園がバズったワケ シュールすぎる看板にネット抱腹…担当者歓喜「涙出ました!!」

観光施設に設置されたトイレ案内の看板が、「もう出ちゃってるよ」「なんでそんなに堂々と…」とSNSで話題になっている。あまりにもユニークな看板があるのは、福岡・博多湾に浮かぶ能古島の自然公園「のこのしまアイランドパーク」。なぜこんな看板ができたのか。施設の担当者に、設置の経緯や来園者の反応について聞いた。

福岡・博多湾に浮かぶ島の中の自然公園「のこのしまアイランドパーク」【写真:のこのしまアイランドパーク提供】
福岡・博多湾に浮かぶ島の中の自然公園「のこのしまアイランドパーク」【写真:のこのしまアイランドパーク提供】

1969年に開園、園内には四季折々の花が咲く

 観光施設に設置されたトイレ案内の看板が、「もう出ちゃってるよ」「なんでそんなに堂々と…」とSNSで話題になっている。あまりにもユニークな看板があるのは、福岡・博多湾に浮かぶ能古島の自然公園「のこのしまアイランドパーク」。なぜこんな看板ができたのか。施設の担当者に、設置の経緯や来園者の反応について聞いた。

 1月26日、SNS上で拡散した看板には、小便小僧さながらに素っ裸の立ち小便姿でトイレの場所を指し示す、シュールな男の子のイラストが描かれている。また、看板の左上には「『俺は間に合わなかったがトイレはあっちだ』君」という絶妙な名前がつけられている。

 公式サイトによると、のこのしまアイランドパークは1969年に開園。自然公園として開業し、現在ではバーベキューや動物とのふれあい、宿泊もできる施設となっている。施設の担当者によると、この看板が設置されたのは10年ほど前。インバウンドで外国人観光客が増えてきた際、見た目でトイレの場所が分かるようなイラストにしたかったといい、「少し笑顔になるようなデザインにもしたかった」と語る。

 作者については「かなり時間が経っている為、覚えていません」とのことだが、製作は看板屋に依頼したそう。気になる反響については「みなさん笑っていますね! 同じポーズで写真も撮られています。『本人間に合ってないじゃん!』という声が多く聞こえてきます。完全に聖地になっていますね」といい、すっかり同園の人気者になっているようだ。

「実は6年ほど前から定期的に投稿していたのですが……やっとお客様の投稿をきっかけにバズる事ができました。涙がでました!」と大喜びの様子。「現在は看板の設置でテレビ、新聞の取材、Yahoo!ニュースなど効果がすごいです。今回のSNS投稿を見たお客様もたくさん来園いていただき、看板を指さして笑っています」と大反響で、2024年から販売している、看板をモチーフにしたオリジナルグッズのエコバッグも再販が決まるほど大好評となっているようだ。

 話題の投稿には「なにこれ好きwwww」「なんでそんなに堂々と…お巡りさんこちらです」「もう出ちゃってるよ」「服を脱ぐ間はあったみたい」「まさかの正式名称」「イイ名前だと思う 目的がしっかりしてる」「小でよかった」などさまざまな反応が。担当者は「のこのしまアイランドパークは面白看板ギャラリーの公園ではなく、四季折々の花が咲く自然花公園です。もしよろしければ、看板を見に来たついでに季節の花を見て頂ければ幸いです」と話している。

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