母の“スパルタ”が「厳しすぎ」 再生回数268万回超え…子鴨に課された試練

期待の大きさからか、我が子に厳しく接してしまう親は多いもの。そんな“スパルタ教育”は人間の世界だけでなく、動物の世界にもあるようで……。京都の街中で偶然、目撃された鴨の親子による“厳しすぎるスパルタ教育”がSNS上で大きな反響を呼んだ。

街中に出没する鴨の親子(写真はイメージ)【写真:写真AC】
街中に出没する鴨の親子(写真はイメージ)【写真:写真AC】

京都・左京区を流れる高野川で撮影された親子鴨の動画に反響

 期待の大きさからか、我が子に厳しく接してしまう親は多いもの。そんな“スパルタ教育”は人間の世界だけでなく、動物の世界にもあるようで……。京都の街中で偶然、目撃された鴨の親子による“厳しすぎるスパルタ教育”がSNS上で大きな反響を呼んだ。

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 京都淡水フグ研究所(@puffers_island)さんがX(旧ツイッター)に投稿した1本の動画は、再生回数が268万回超を記録し、注目を集めました。京都・左京区で撮影したという動画に写されていたのは、ひと組の鴨の親子。母鴨と子鴨5匹が、区内を流れる高野川を遡上(そじょう)していたところ、母の“スパルタぶり”が炸裂したという。

 親子の目の前に立ちはだかったのは、高さ1メートルほどの“床止め”(段差)。飛ぶことのできる母鴨は、滝のように水が流れ落ちてくるこの床止めの上段へ、軽々と飛んでいき、子鴨たちが上がってくるのを待ち構えていた。

 ただ、まだ飛ぶことのできない子鴨たちは、当然のごとく下段で立ち往生。なんとか床止めに近づこうとはするが、流れに押し返されてしまっていた。母鴨は何度か、子どもたちのいる下段に降り、“お手本”を示すかのように上段へと飛んだが、子どもたちにはなすすべがなかった。

「3度ほど、母親だけが滝の上に飛んで上がって、子鴨はついて行けず、また降りてを繰り返していました。そこで見るのをやめてしまいました」と京都淡水フグ研究所さん。この動画には「母鴨が厳しすぎます」「スパルタもスパルタ」「超きびしいお母さん」とのコメントも寄せられた。

 なお、京都淡水フグ研究所さんは、この動画から数日後の親子の様子も公開。

「もう少し下流(出町柳手前付近)でまたあの親子を見かけました。残念ながら子ガモは1匹減っていました。流れのとても速い危険な水域に連れて行っていたので、また子ガモが流されそうでした」とのことだ。

 街中に迷い込んだ親子鴨がテレビで特集されることもしばしば。河川の整備などで作られた人工物が、時として動物たちの障害になることにも、考えを向けたいところだ。

次のページへ (2/2) 【動画】床止めを上がれない子鴨の実際の様子
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