【ズバリ!近況】「めざましテレビ」お天気お姉さんだった高樹千佳子さんは引退して会社員になっていた

カタいブラックスーツでもひときわ目立つ美貌をキープ【写真:山口比佐夫】
カタいブラックスーツでもひときわ目立つ美貌をキープ【写真:山口比佐夫】

7年前に結婚、4歳の娘と一緒に寝落ちする毎日

 家庭第一で働かせていただけるのもありがたいですね。残業せずに、18時にサッと会社を出られます。保育園に子供を迎えに行かなくてはいけないので。7年前に会社員と結婚し、4歳の娘が1人いるんです。だから、帰宅したら夕食を作って食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて……一緒に寝落ちしています(笑)。料理? あまり得意ではなくて、必要に迫られてやっているだけです(笑)。具沢山のお味噌汁をよく作っています。

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 家庭に入る考えはありませんでしたね。私の母が薬剤師だったので、ずっと働く姿を見てきて、私も働くのが当たり前だと思っていました。娘が朝、たまにちょっと寂しそうな顔をするときは胸が痛みますが、“働くお母さん”はみんな同じ思いをしていますよね。それでも、母親が働く姿を子供に見せるのは、子供に良い影響を与えるだろうと思いますし、離れている時間があるからこそ、娘と一緒にいられる時間をより大事に過ごすことができていると思います。幸い、実家の母も手伝ってくれますし、夫も協力的なのでとてもありがたいですね。

 ただ、この新型コロナウイルスで4、5月はテレワークになって、私も夫も在宅勤務。子供も登園規制で保育園にあずけられず、子供がそばにいながら仕事をするのは大変でした。テレビをつければ暗いコロナのニュースばかりで気持ちもふさぎがちで、せめて1日1回は娘と手を繋いで近所を歩いたり、感染に気を付けながらスーパーに行ったりすることで気分転換をしていました。ようやく6月から感染症対策をしっかりしたうえで、通常の勤務に戻りました。せっかく子供をあずけてまで仕事をしているので、めいっぱい成長して経験値を上げていきたいと思っています。

一番思い出深いのは2年目夏の“お天気キャラバン”

 芸能界のお仕事は「めざましテレビ」2年目の夏にやらせていただいた企画“お天気キャラバン”が、一番思い出深いですね。普段は局内の廊下からお伝えしていたのですが、“お天気キャラバン”では沖縄から北海道へ北上しながら、開放的な屋外で生中継して、その後、別の町へ移動して、ロケして、打ち合わせをして、寝て、毎朝2時や3時に起きて、セットして、リハーサルして本番。まだ仕事を始めたばかりで、全国回った経験もなかったので初めて行く場所も多かったですし、各地のフジ系列の局の方々と出会うこともできました。

 ハプニングもあって大変でしたけど鍛えられて、その後の仕事の大きな糧になったかなと思います。若かったからできたと思いますね(笑)。でも、「T.N.T.」というユニットを一緒に組んだこともある、当時、フジテレビアナウンサーだった高島彩さん、中野美奈子さんはもっと大変そうで、1、2時間睡眠で朝、番組に来るときもあったようでした。

 芸能界に復帰する考えはありません。弊社は今年、時価総額で東急不動産や野村不動産を抜くなどし、売り上げ規模でも業界で上位に食い込むようになりました。私もその一員として、日々成長しているのを実感できる。他社では5年、10年かかることが、弊社なら1、2年で吸収できると感じます。こんな環境で業務ができる機会はなかなかないと思うので、すごくありがたいですね。業界1位を目指しているので、ぜひその瞬間を味わいたいと思っています。

□高樹千佳子(たかぎ・ちかこ)1979年6月5日生まれ。横浜出身。本名:多田千佳子。横浜国立大学2年のとき、週刊誌「週刊文春」(文藝春秋)の「篠山紀信女子大生写真館」に応募。掲載された写真を見た芸能事務所にスカウトされ、2002年、朝の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ)の3代目お天気キャスターとしてデビュー。フジのアナウンサー(当時)の高島彩、中野美奈子とユニット「T.N.T.」を組みCDデビューするなど高い人気を獲得した。「めざまし土曜日」、総合スポーツニュース番組「すぽると!」(フジ)キャスターを務めた後、2019年引退し不動産会社「オープンハウス」社員になった。

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