高畑淳子、石原さとみと12年ぶり共演「素敵な女優さんになった」 4月期テレ朝ドラマで“上司”に

俳優の高畑淳子、曽田陵介が4月期のテレビ朝日系連続ドラマ『Destiny』(火曜午後9時)に出演することが27日、発表された。高畑が主演・石原さとみと共演するのは12年ぶりとなる。

『Destiny』で共演する曽田陵介、高畑淳子、石原さとみ(左から)【写真:(C)テレビ朝日】
『Destiny』で共演する曽田陵介、高畑淳子、石原さとみ(左から)【写真:(C)テレビ朝日】

曽田陵介の出演も決定、登場人物の“相関図”も公開

 俳優の高畑淳子、曽田陵介が4月期のテレビ朝日系連続ドラマ『Destiny』(火曜午後9時)に出演することが27日、発表された。高畑が主演・石原さとみと共演するのは12年ぶりとなる。

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 本作は、石原が3年ぶりに連続ドラマ復帰し、KAT-TUNの亀梨和也と初共演することで話題の20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリー。検事だった父をある事件で亡くした奏(石原)は、中学生の時に長野県に移り住む。地元の国立大学で出会った亀梨演じる野木真樹ら4人の仲間とともに苦楽を共にする一方、生まれて初めての“青春”を謳歌(おうか)し、その絆を深めていた。奏は仲間内には内緒で真樹(亀梨)と交際を始めるが、司法試験資格のためのロースクール入試を間近に控えた日、ある死亡事件が発生。真樹は奏の前から姿を消してしまう。そこから12年の月日が流れ、舞台は長野から横浜へ。35歳となった奏の前に消息不明だった真樹が現れ、再び“過去”と向き合うことになる。

 高畑が演じるのは、「横浜地方検察庁」中央支部の支部長・大畑節子。舞台『組曲虐殺』(2009年、12年)以来、主演の石原と12年ぶりに共演することになった高畑は、「当時、さとみちゃんは初舞台だったんですが、今回久しぶりにお会いしたら、とても円熟して、しっかりした素敵な女優さんになられたなぁと思いました」と再会に大喜び。

 そんな高畑が演じる大畑節子は、石原演じる奏の上司。検察庁で女性キャリア活躍の道を切り開いてきた草分け的存在で、個人的な感情に揺さぶられることなく、誰に対しても歯に衣着せぬ言動を貫く「検察庁の鉄の女」だ。担当する事件に苦戦する奏に対しても、厳しく、その成長を見守っていく。

 一方、曽田が演じるのは、「横浜地方検察庁」中央支部の事務官・加地卓也。検事である奏の職場でのパートナーとなる加地だが、仕事熱心な上司に振り回され、休日返上の日々。「代休をください」と主張し続けるものの、なかなか実現もできず「僕の役があまり仕事をしたくないという感じのグダグダな後輩で(笑)、石原さんはそれを正してくれるいい先輩です」という曽田だが、実は「(奏に関わる)秘密を抱えたある意味キーパーソンでもある」と語った。

 さらにメインキャスト陣が出そろい、登場人物の“相関図”も初公開された。

高畑淳子&曽田陵介のコメント全文

○高畑淳子

「今回お話をいただいて、読ませていただいた台本がとても面白かったんです。そして私は、佐々木蔵之介さんが大好きなもので(笑)、ぜひやりたいなと思いました。仲村トオルさんも素敵だし、私の好きな役者さんばかりが出演なさるので、本当にうれしいです。さとみちゃんとは10年以上前になるんですが、舞台でご一緒させていただいたことがあります。さとみちゃんはそれが初舞台だったんですが、ご一緒するのはそれ以来ですね。いつもテレビで拝見していたので、そんなに久しぶりという感じはしないんですが、とても円熟して、しっかりした素敵な女優さんになられたなぁと思いました。

 私が演じる大畑は、怒った時にわざと小さな声で話すとか、時々面白いリアクションをするんです。『あーん』というあいづちや、話しながら突然『はあーん』って笑うとか(笑)。とにかく典型的な上司にならないように演じていきたいと思います。でも、検事役はとにかく言葉が難しい!『“勾留執行停止”の取り消しを申請して』など、日々悪戦苦闘しながらやっています(笑)。

 このドラマの見どころは、過去から現在に至るまで、長い時間が流れていく中で“一体何があったんだろう”という謎解きだと思います。『正義を貫く』『真実を伝える。真実を暴き出すことが一番大事だ』と言っていた奏のお父さんは、亡くなるまで検事だったので、私が近くにいたわけで。実はその時に何があったのかを知っているんじゃないかと思ったりもして、個人的にも非常に真相が気になります。

 私は大学時代の奏たちが『みんなずっと友達だよ』と言うシーンが、たまらなく好きなんです。その後、それぞれ社会に出て、思うようにいかない人もいれば、意志を強くもって進んでいる人もいるし、何年か経って思い描いていたのとは違う生活を送っている人もいる。そんな“甘酸っぱい時代”と、経験値をもって生きていかなきゃいけない“今”との対比も楽しみどころだと思います。そういう部分を味わっていただきつつ、皆さんにも昔を思い出して懐かしい気持ちになっていただけたらうれしいです」

○曽田陵介

「お話をいただいたとき、“検事モノ”という初めてのジャンルだったので、ワクワクしました。石原さんとは初めてご一緒させていただくので、すごく緊張していたんですが、実際にお会いすると、とても優しくて頼りがいのある先輩でした。僕は事務官の役なので、検察内のシーンが多いんです。僕の役があまり仕事をしたくないという感じのグダグダな後輩ということもあり、本当に職場の上司として接してくださるのでとても頼もしい存在です。

 亀梨さんと直接お話するシーンはないんですが、空き時間などで緊張している僕に優しく気さくに話しかけてくださり、すごく嬉しかったです。僕は視聴者の皆さんにも、えらくグダグダな後輩に見えると思うんですけど、実はある秘密を抱えている… ある意味キーパーソンでもあります。そこもぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです!

 そして、奏と真樹のやり取りがすごく面白いですね。2人がどうなっていくのか、先が気になる展開の連続なので、きっと楽しんでいただけると思います。でも、このドラマ… 考察しても絶対当たらないだろうな(笑)。最後の最後までどうなるのかわからない。わからないからこそ探りたくなる、そんな作品になっていますので、ぜひ楽しみにしていてください!」

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