全国の美容室・理容室・ヘアサロンにおける新型コロナウイルス感染症対策をサポートすることを目的に、耳にかけないで着用できるマスクが開発された。ひもの代わりに、皮膚にやさしい医療用両面テープで顔に固定して着用する形式。“ウィズコロナ”時代の理美容業界への貢献を目指すという。

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　今回、株式会社earch(東京都)が開発したのは、耳にかけないマスク「salone de mask(サロン・で・マスク)」だ。 現在、多くの美容室・理容室・ヘアサロンでは、新型コロナウイルス感染対策のため、来店客にマスクを着用したまま施術を行っている。

　一方で、従来のひも付きマスクを着用した場合、シャンプー時にひもが濡れてしまったり、耳周りの髪をカットする際にハサミが紐にひっかかる危険性があるなど、不都合が生じているという。また、美容師は来店客の顔の輪郭や目・鼻・口のバランスを見ながら最適なヘアカットを行うが、マスクで顔半分が隠れた状態ではバランスが確認しにくく、最良のサービスを提供できなくなってしまうという問題も生じているという。

　そこで、ひもがなくても着用できる「salone de mask」を開発。来店客と従業員が安心・安全に過ごせるようにサポートできるという。来店客の顔全体を見ながらカットができる透けるタイプと、来店客が自分のマスクをはめて使えるカバータイプの2種類で、予約販売を開始している。

　また、両タイプともに使い切り製品で、洗濯などによる再使用はできないという。