仲村トオル&佐々木蔵之介が石原さとみ&亀梨和也の父親役に 4月期連ドラ『Destiny』に出演

俳優の仲村トオル、佐々木蔵之介が、石原さとみが主演を務める2024年4月期のテレビ朝日系連続ドラマ『Destiny』(火曜午後9時)に出演することが20日、発表された。

『Destiny』に佐々木蔵之介(中央左)、仲村トオル(中央右)が出演【写真:(C)テレビ朝日】
『Destiny』に佐々木蔵之介(中央左)、仲村トオル(中央右)が出演【写真:(C)テレビ朝日】

佐々木は奏の父・辻英介、仲村は真樹の父・野木浩一郎

 俳優の仲村トオル、佐々木蔵之介が、石原さとみが主演を務める2024年4月期のテレビ朝日系連続ドラマ『Destiny』(火曜午後9時)に出演することが20日、発表された。

 同作は、石原演じる主人公で『横浜地方検察庁』中央支部の検事・西村奏(にしむら・かなで)を中心に、学生時代から現在までの20年間の時をかけたサスペンスラブストーリー。すでにKAT-TUNの亀梨和也、宮澤エマ、田中みな実、矢本悠馬、安藤政信らが出演することが決定している。

 検事だった父をある事件で亡くした奏(石原)は、中学生の時に長野県に移り住む。地元の国立大学で出会った亀梨演じる野木真樹ら4人の仲間と共に苦楽を共にする一方、生まれて初めての“青春”を謳歌(おうか)し、その絆を深めていた。奏は仲間内には内緒で真樹(亀梨)と交際を始めるが、司法試験資格のためのロースクール入試を間近に控えた日、ある死亡事件が発生。真樹は奏の前から姿を消してしまう。そこから12年の月日が流れ、舞台は長野から横浜へ。35歳となった奏の前に消息不明だった真樹が現れ、再び“過去”と向き合うことになる。

 佐々木が演じるのは、奏の父・辻英介。東京地検特捜部の検事として、強い正義感を胸に仕事にまい進していた辻だが、奏が15歳の時、思いもよらぬ事件に巻き込まれる。仕事には厳しいけれど家族思いで優しい、そんな大好きだった父の事件以降、姓を替え、母とともに長野に移り住んだ奏は「父と同じ検事になりたい」という一心で勉強に励み、信濃大法学部へ進学。

 それから20年。横浜地検中央支部の検事として多忙な日々を送る奏だが、大学時代に起きた“不可解な死亡事件”以降、姿を消していたかつての恋人・真樹が12年ぶりに現れたことで、封印していた過去の扉が開き、その事件とともに“父の真実”に近づいていく。

 仲村が演じるのは、真樹の父・野木浩一郎。有名な事件を多数手掛けるエリート弁護士だが、息子・真樹とは子どもの頃から折り合いが悪い。そんな確執関係にある親子を演じている2人には、26年前に知られざる秘話が。「実は僕、亀梨くんが小学生の時に会ったことがあるらしいんです」かつて仲村が出演していたドラマの撮影時、少年野球チームの試合に亀梨がエキストラとして参加していたことを明かした。

仲村と佐々木のコメント全文

◯仲村トオル
「野木は亀梨くんが演じる真樹の父親ですが、親子関係がとても複雑なんです。でも真樹が反抗的な育ち方をしてしまったことに、野木も少し負い目を感じているんじゃないのかなと…。とはいえ自分の仕事や生き方に恥じるところは一点もないという感覚をもった人とも感じます。

 実は僕、亀梨くんが小学生の時に会ったことがあるらしいんです。僕は全然覚えていなかったんですが、あるドラマで少年野球のチームが試合をしているシーンがあったことは記憶にあって… その野球少年たちの中に亀梨くんもいたらしいんです。その撮影の昼休憩のときに、僕がベンチで寝ていた亀梨少年の口にかき氷を入れたらしく、それに驚いて飛び起きたと亀梨くんが言っていたのですが…。僕は、その日初めて会った少年に、そういうイタズラをしないと自負しているので(笑)、よっぽどかわいらしかったか、よっぽど面白い顔で寝ていたのか、どっちかだと思うんですけど(笑)。亀梨くんがその時のドラマの映像を、この前スマホで見せてくれたんですが、そういう過去のちょっとした繋がりが、今回親子を演じるうえで何かスパイスになればいいなと思いました。

 真樹は“お父さん大好き”という少年ではなかったし、野木も“仕事より家庭”という親ではなかったと思います。でも、24時間365日ずっと冷たい関係だったかというと、そんなことはなく…普段そういうイタズラめいたことをしない僕が亀梨少年の口にかき氷を入れたように、たぶんこの親子にも楽しい瞬間や、少し心が温かくなるような記憶もあったんじゃないか、と。約26年前、わずかに触れ合った亀梨少年と親子の役をやることになるとは! 改めてすごいご縁だなと感じています。“過去の印象”は変えられるといいますか、失敗や屈辱、敗北感のようなものは、今からでも生き方や努力で良き思い出に変えることができる… 僕の願望も込めて、この作品がそんな物語になるといいな、と思っています。ぜひ皆さんにもご覧いただきたいです」

◯佐々木蔵之介
「私は、石原さん演じる奏の父・辻英介で、もうすでに亡くなっている役です。ドラマは現在を描いていますので、私は誰かの回想シーンでの登場になります。皆にどのような記憶として残り、物語にどう絡んでいるのか私自身も楽しみにしています。父親として、検事として、『彼が持っていた信念や正義とは何か? 真実はどこにあるのか?』が、回を重ねていくうちに徐々に見えて来ます。監督もそのあたりをとてもていねいに演出してくださいました。

 放送の始まる4月は、高校生から大学生、学生から社会人のように、その時々で考え方や価値観、人間関係が変わってくる季節でもあると思います。ドラマのタイトルが『Destiny』なんですが、運命が“命を運んでいく”と書くように、その時々によって環境も感情も変動していくと思うんです。父を追って検事という職業を選んだ奏が、どのような思いを胸に行動していくのか……。そして、その時々で移り変わっていく登場人物達の感情も見どころだと思います。ぜひ、ご覧ください」

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