綾野剛、関西弁に苦労も「どんどん惹かれていった」 発音が難しかったのは「おんねん」

俳優の綾野剛が24日、都内で行われた映画『カラオケ行こ!』の公開御礼舞台あいさつに齋藤潤、ヒコロヒーとともに登壇。関西弁のセリフの苦労を語った。

イベントに登場した綾野剛【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した綾野剛【写真:ENCOUNT編集部】

間もなく42歳、抱負は「健康第一」

 俳優の綾野剛が24日、都内で行われた映画『カラオケ行こ!』の公開御礼舞台あいさつに齋藤潤、ヒコロヒーとともに登壇。関西弁のセリフの苦労を語った。

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 大阪出身のヤクザ・成田狂児を演じるべく、劇中で関西弁を披露した綾野は「大阪弁の芳醇さ、学んだからこそ分かった、ニュアンスの多さ。その芳醇さにどんどんどんどん引かれていった。『ここまで表現できるようにするにはどうしたらいいか』と思った。のめり込んでましたね」と述懐。

 続けて「意外と、いけると思ってた『おんねん』が(発音するのが難しかった)。(撮影のスタッフから)『いや、その“おんねん”じゃないんです。こっちなんです』って。今言っても間違うくらい。たぶん普段しゃべれている人は分からないレベル。絶対今もしゃべれない」と発言。ヒコロヒーが「『姉ちゃん、おんねん』とかの“おんねん”?」と言うと、綾野は「そうです」とうなずいた。

 綾野は、撮影時に「“おんねん”でいいんでしょ?」と確認するも、「それだと“怨念”になっちゃう」とツッコまれることがあったと言い、「そのニュアンスがね、途中から何が違うのか分からなくなる時間があった。そこが難しかった」と振り返った。

 方言指導の担当者は、関西の北寄り、東寄りの2人がいたと言い、「うまく混ぜさせてもらっている部分がある。ややブレンドしてる部分もあります。難しかったです」と明かしつつ、「当然アドリブが言えなくなる。見事にアドリブ言ったら『アドリブの部分だけNGです』と言われた。アドリブの部分も(方言指導の担当者にニュアンスなどを)聞きに行った。アドリブって、その場でやった瞬間に生まれるリアクションじゃないですか。なのにアドリブの確認をしに行った。とても楽しかったです」と笑った。

 またこの日は、1月26日に42歳の誕生日を迎える綾野を特製バースデーケーキでお祝い。今年の抱負を問われた綾野は「健康第一ですかね。うれしいです」とほほ笑んだ。

 同作は、和山やまの人気コミックを実写映画化。ある事情から歌をうまくならなければいけなくなったヤクザの成田狂児(綾野)は、合唱コンクールの強豪校・森丘中学校合唱部部長の岡聡実(齋藤)に歌の指導をお願い。歌がうまくなりたい一心の成田が奮闘する様が描かれる。

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