【ONE】タイトル戦へ下馬評不利の武尊が闘志むき出し「それが僕の一番のエネルギーになる」

アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が28日、4年ぶりの日本大会「ONE 165: スーパーレック vs. 武尊」(東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継)を開催する。それに先立ち、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeでは、武尊にインタビューを敢行したようだ。

スーパーレックと対戦する武尊【写真:(C)AbemaTV,Inc./(C)ONE Championship】
スーパーレックと対戦する武尊【写真:(C)AbemaTV,Inc./(C)ONE Championship】

ONEデビュー戦でいきなりタイトルマッチ

 アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が28日、4年ぶりの日本大会「ONE 165: スーパーレック vs. 武尊」(東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継)を開催する。それに先立ち、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeでは、武尊にインタビューを敢行したようだ。

 本大会では、当初はONEフライ級ムエタイ世界王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)と武尊の対戦が予定されており、長らくファンの中でも熱望されていたビッグマッチが実現するはずだったが、今月5日にONEがロッタンのケガによる大会欠場を公式に発表。代わりに、ONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9との3分×5Rの同級タイトル戦が急きょ決定した。

 今月11日に行われた会見にて、対戦相手がロッタンからスーパーレック選手に変更になったことが公の場で発表されると、武尊は「K-1チャンピオンがONEデビュー戦でいきなりタイトルマッチをやらせてもらえるというのは、それは評価なのかなって思うし、その評価をしてもらっている分この試合に勝たないといけないなって思う」と決意を新たにし、「ビッグマッチでチャレンジする試合っていうのは結構久しぶりだし、気持ちはすごくいい方向に向いているなって感じますね」と、対戦相手が変わったことをポジティブにとらえてる様子を見せた。

 さらに「この試合勝つことでいろんなことが証明できて、いろんな人に認めてもらえる試合になると思うので、世界に名前をとどろかせるためにもこの試合は絶対に勝たないといけないし、勝つって決めてます」と、勝利を宣言していた。

 一方、スーパーレックは、キックボクシング/ムエタイ戦績が136勝29敗4分と圧倒的な強さを誇り、ONEムエタイチャンピオンであるロッタンとの王者対決にも勝利するなど、ONEの中でも注目度の高い世界最強選手のひとり。

「武尊のことはONEと契約したときから注目していたし、同じ階級なのでいずれ戦うと思っていたよ」と、対戦を予期していたとし、「動きを見てファイターとしての強さを分析してるし、対策はバッチリだよ。自分のテクニックで武尊を攻略できると信じているよ。世界トップレベルの強さを持つ武尊に勝てば自分自身が世界最強を証明できると思っている」と、飽くなき向上心をあらわにした。

 武尊は、下馬評にて“スーパーレック選手が有利”という声が多いことに触れ、「こういう時こそやっぱ燃えるなって。“勝って当たり前”って言われる試合って本当にキツいんですよ。だけど、“武尊まずいんじゃないか、負けるんじゃないか”っていう空気っていうんですかね、それが僕の一番のエネルギーになるし、見てろよ、覆してやるっていう気持ちがプラスで乗るんで」と、闘志をむき出しに。

 また「日本で試合ができるのも最後かもしれないし、格闘家としての武尊を見れる試合もこの試合が最後になる可能性もあるし、どうなったとしても僕はこのONEの世界チャンピオンのベルトを獲るので、その姿を1秒も見逃さずに見てもらいたいなと思います」と、この一戦にかけるアツい思いを残した。

次のページへ (2/2) 【動画】「見てろよ、覆してやる」 下馬評不利の現実に闘志むき出しになる武尊
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