え?うそじゃないの? 『機動戦士ガンダム』に登場する本当にあった衝撃シーン3選

アニメ『機動戦士ガンダム』(1979年)は、放送終了後もシリーズ化されて今でも多くのファンから愛されている名作アニメだ。本作品には視聴者を魅了するシーンのほかに、思わず二度見してしまう驚きの場面もある。今回は、作中で放送されたウソのようなホントにあった衝撃シーンを紹介しよう。

『機動戦士ガンダム』衝撃シーンを紹介【写真:Getty Images】
『機動戦士ガンダム』衝撃シーンを紹介【写真:Getty Images】

スロー再生でないとわからないシーンがある?

 アニメ『機動戦士ガンダム』(1979年)は、放送終了後もシリーズ化されて今でも多くのファンから愛されている名作アニメだ。本作品には視聴者を魅了するシーンのほかに、思わず二度見してしまう驚きの場面もある。今回は、作中で放送されたウソのようなホントにあった衝撃シーンを紹介しよう。

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 本作品の第9話「翔べ! ガンダム」には、主人公アムロ・レイが「親父にもぶたれたことないのに!」という有名なセリフを言うシーンがある。アムロが、ホワイトベース艦長ブライト・ノアにビンタをされた際、口にしたセリフだ。そんなアムロだが、実は他人をビンタしていた。

 問題のシーンがある、第1話「ガンダム大地に立つ!!」を振り返ってみよう。アムロが暮らしていたスペースコロニーサイド7を、ジオン公国軍のザクが襲撃する。一気に混乱状態となったコロニー内は、避難する住民たちでごった返す。

 主人公の幼なじみフラウ・ボゥは、避難している途中でアムロを見かけると、一緒に避難するように呼びかけながら彼のもとに駆け寄る。そのとき、フラウの後方を爆撃が襲った。振り返った彼女が目にした光景は、爆撃を受けて死んでしまったたくさんの人たち。残念なことに、死人の中にはフラウの母親と祖父もいた。

 フラウは母親の亡骸に足を運ぶとショックで泣き崩れる。錯乱状態の彼女にアムロは早くこの場から避難するように促した。しかし、フラウは聞く耳をもってくれない。そこで見かねたアムロは、取り乱すフラウに対して往復ビンタをしたのだ。そして、心神喪失状態のフラウは、重い足取りで避難を始めたのだった。さすがに、彼女の口からは「親父にもぶたれたことないのに」という言葉はなかった。

 二度見してしまうシーンはほかにもある。第12話「ジオンの脅威」での話だ。ジオン公国軍のランバ・ラル隊はホワイトベースを発見すると、新型のグフで襲撃する。対するブライトは、ハイパー・バズーカを装備したガンダムにアムロを乗せて出撃させた。だが、ランバ・ラルが操縦するグフの先制攻撃を受け、アムロは一瞬怯む。

 その後、後退したグフと2機のザクを追いかけるが、敵に待ち伏せをされており、アムロは不意打ちを受けてしまう。ここで問題のシーンが登場する。

 ガンダムは、ハイパー・バズーカを装備して出撃したはずなのに、グフとザクの攻撃を受けているシーンではビーム・ライフルを装備しているのだ。そして、シーンが切り替わるとガンダムの装備は再びハイパー・バズーカに変わっている。

 ニュータイプのアムロだからこそ、一瞬で武器を換装できるのか、それとも制作陣のミスなのか判別できない迷シーンだ。

 まだまだ、ウソのようなホントにあったシーンが存在する。第31話「ザンジバル追撃!」の冒頭シーンでのこと。作戦会議を終えたブライトと同行していたミライ・ヤシマは、バギーでホワイトベースへ戻る場面がある。何気ないワンシーンだが、実はこの場面をスロー再生で視聴すると、ブライトがまさかの行動に出ている。

 運転席の右側助手席に座っているミライの胸から下半身を触るように、ブライトの右手が動いている。ブライトがミライの身体を触っているようにも見えるが、バギーのブレーキを掛けているシーンのため、ミライが前に倒れないように抑えているという見方もできる。通常の再生速度では気づかないほど一瞬で、つい見逃してしまうシーンだ。

 今回紹介したウソのようなホントの話を本作品を視聴しながら、確認してみるのも楽しいかもしれない。

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