『北斗の拳』『聖闘士星矢』…もし主人公に子どもがいたら? 2世に期待してしまう漫画

『週刊プレイボーイ』(集英社)にて1998年から連載が始まった『キン肉マンII世』(作:ゆでたまご)や、2015年から『週刊少年サンデー』(小学館)で連載されていた『MAJOR 2nd』(作:満田拓也)など、前作の主人公の子どもが主役となる作品は少なくない。こういった作品のように、もし子どもが生まれたらどんな話になるのか想像したファンも多いだろう。

主人公の子どもが主役となる作品は少なくない【写真:写真AC】
主人公の子どもが主役となる作品は少なくない【写真:写真AC】

ケンシロウや聖矢に子どもがいたらどんな活躍をしていた?

『週刊プレイボーイ』(集英社)にて1998年から連載が始まった『キン肉マンII世』(作:ゆでたまご)や、2015年から『週刊少年サンデー』(小学館)で連載されていた『MAJOR 2nd』(作:満田拓也)など、前作の主人公の子どもが主役となる作品は少なくない。こういった作品のように、もし子どもが生まれたらどんな話になるのか想像したファンも多いだろう。

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 そこで今回は主人公の子どもが誕生したらどんなストーリーが展開されるのか、『週刊少年ジャンプ』(集英社)の名作漫画3作について筆者の願望も含めて考察していく。

 最初の作品は、1983年に連載が始まった『北斗の拳』(作:武論尊/原哲夫)だ。主人公・ケンシロウと、ヒロイン・ユリアとの間に子どもが生まれていたら、かなり強い人間に成長したであろう。ご存知の通り、ケンシロウは北斗神拳伝承者としてラオウやサウザー、シンといった猛者との戦いに勝利してきた強者だ。

 一方でユリアは、南斗六星の将として生を受けた女性。彼女自身が戦うシーンは描かれていないが、ユリアの兄弟であるジュウザやリュウガがかなりの強者であることから、彼女に流れる血も強者の遺伝子を持っていることが分かる。

 そんな強者同士の遺伝子を継ぐ子どもが生まれたらケンシロウが伝承した北斗と、ユリアが将を務めた南斗が交わった者として、時代を統一する存在として描かれてもおかしくない。北斗の技と南斗の技を使いこなせれば“向かうところ敵無し”だろう。

 次に考察する作品は、85年に連載スタートした『シティーハンター』(作:北条司)だ。9月8日に映画『劇場版シティーハンター 天使の涙』が公開され、注目を集めている。

 主人公・冴羽リョウは、正確無比な銃の腕と鋭い洞察力を持つ裏社会ナンバーワンの始末屋。彼のパートナー・槇村香はショートカットで男勝りな側面があるが、女性らしい優しさも併せ持つ。美女好きでだらしない姿を見せることもあるリョウを、香がお仕置きするシーンはこの作品の名物の1つと言える。

 パートナーとして深い信頼関係で結ばれている2人の間に息子が生まれたとしたら、父親からは女性と銃の扱いの手ほどきを受け、母親からは優しさを受け継ぎ、女性からモテモテな存在になるだろう。表の顔は高校生、裏の顔は始末屋、そんな展開も面白そうだ。

 最後に取り上げる作品は、85年に連載を開始した『聖闘士星矢』(作:車田正美)。今年4月には実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』(トメック・バギンスキー監督)が公開されて話題を呼んだ。

 主人公・星矢は女神アテナを守護する聖闘士の1人。持ち前の不屈の精神で多くの困難を乗り越え成長を遂げる。そんな星矢が守護する女神アテナの化身が城戸沙織。彼女には地上の平和と、生きとし生けるすべての生命を守る使命がある。

『聖闘士星矢』では聖闘士の体内に存在する宇宙エネルギーを小宇宙(コスモ)と呼んでいるが、星矢と沙織との間の子どもであれば生まれたときから莫大な小宇宙(コスモ)の持ち主であってもおかしくない。その子どもを奪い合って、正義と悪が戦うストーリーも考えられる。

 想像するだけでもワクワク感が高まっていく「もし2世が誕生したら……」というテーマ。今回ピックアップした作品以外でも、好きな漫画やアニメの考察をしてみてはいかがだろうか。

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