『機動戦士ガンダム』の名言といえば? 今でも使われ続ける印象的なセリフたち

1979年から名古屋テレビで放送されたアニメ『機動戦士ガンダム』では、キャラクターが紡ぐセリフの数々がとても印象的だ。今でも主人公アムロ・レイのコスプレをした芸人がセリフを再現するなど、多くの人たちに影響を与えている。本記事では『機動戦士ガンダム』に登場した、今でも良く使われる名セリフ4選を紹介しよう。

『機動戦士ガンダム』の名セリフ4選【写真:Getty Images】
『機動戦士ガンダム』の名セリフ4選【写真:Getty Images】

誰かにぶたれたらアムロの顔が浮かぶ

 1979年から名古屋テレビで放送されたアニメ『機動戦士ガンダム』では、キャラクターが紡ぐセリフの数々がとても印象的だ。今でも主人公アムロ・レイのコスプレをした芸人がセリフを再現するなど、多くの人たちに影響を与えている。本記事では『機動戦士ガンダム』に登場した、今でも良く使われる名セリフ4選を紹介しよう。

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 まずは主人公アムロが第9話「翔べ! ガンダム」で発したセリフである。ジオン軍との度重なる戦いで疲弊し、自室に閉じこもっていたアムロに対して、ホワイトベースの艦長ブライト・ノアは活を入れるために平手打ちを放つ。ブライトから2度の平手打ちを喰らい逆上したアムロは「親父にもぶたれたことないのに!」と言い放つのだった。

 このセリフは、2022年に公開された映画『ハケンアニメ!』の宣伝用画像でもパロディーとして使われており、世代を超えた影響力の大きさを感じさせる。

 次に紹介するのは、第12話「ジオンの脅威」に登場したアムロのライバル、シャア・アズナブルの「坊やだからさ」というセリフだ。このセリフはジオン軍のガルマ・ザビの国葬中に、ガルマの兄であるギレン・ザビが追悼演説で「諸君らが愛してくれたガルマは死んだ! 何故だ!?」とガルマの死の理由を聴衆に問うシーンで、画面越しにその様子を見ていたシャアのつぶやきである。SNS上で「坊やだからさ」というセリフは、食事中に辛さや苦みの強い大人の味に出会ったとき、そのおいしさが分からない自分に向けて、自虐的に使っているという人が多く見られた。

 3つ目に紹介するのは、第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」で連邦軍のスレッガー・ロウ中尉が言った「悲しいけど、これ戦争なのよね」というセリフである。アムロたち連邦軍の前に立ちふさがるジオン軍のビグ・ザムに対して、スレッガーは捨て身の攻撃を仕掛ける。この際、自分の命を犠牲にしてでも勝たなければならない戦争への悲しさを表現するようにスレッガーはこのセリフを口にするのだ。

 SNS上では「子供の頃にお世話になっていた店が、別の店に代わっていた」と好きだった店が営業難で撤退したときや、「登場したばかりの新キャラに幼馴染キャラが負けた」というように、推しのキャラが争いに敗れて、主役の座を奪われたときなど、世の無常を嘆くときに、このセリフが使われている模様。

 最後に紹介するセリフは、第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」内でのギレンによる演説内で披露されたものだ。ジオン軍のコロニーレーザー兵器ソーラ・レイで、連邦軍主力艦隊の約半数を撃破した勢いをかって、ギレンはジオン軍の兵士に対して戦意高揚のための演説を行う。演説の中でギレンは、大きな被害を被った連邦軍のことを「あえて言おう、カスであると」と言い放った。お笑い芸人のなだぎ武は、自身のYouTubeチャンネル「なだぎちゃんねる」の動画「【ギレン・ザビ、クレーム演説】~あえて言おう、カスであると!~」とのタイトルで、さまざまなものまねを披露しており、11万回以上の視聴回数を得ている。

 今回紹介したセリフは、思わず使いたくなった人も少なくない。ほかにも多数の名セリフが登場する『機動戦士ガンダム』は、見直せば見直すほど聞き逃していた名セリフに出会える名作アニメと言えるだろう。

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