高橋克実、『トリビアの泉』MC抜擢のきっかけ明かす「八嶋くんとやったスペイン人の兄弟役がハマって」

俳優の高橋克実(62)が6日、都内で行われた舞台『海をゆく者』プレスコール&初日前会見に、共演の小日向文世、浅野和之、大谷亮介、平田満とともに出席した。高橋が現場で62歳にして若手扱いされていることを明かした。

初日前会見に登壇した高橋克実【写真:ENCOUNT編集部】
初日前会見に登壇した高橋克実【写真:ENCOUNT編集部】

舞台『海をゆく者』プレスコール&初日前会見

 俳優の高橋克実(62)が6日、都内で行われた舞台『海をゆく者』プレスコール&初日前会見に、共演の小日向文世、浅野和之、大谷亮介、平田満とともに出席した。高橋が現場で62歳にして若手扱いされていることを明かした。

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 本作は、アイルランド演劇界をリードする気鋭の劇作家コナー・マクファーソンの出世作にして代表作。日本では、演劇界をけん引する5人の名バイプレイヤーが、演出家・栗山民也氏の元に結集し、丁々発止のセリフの応酬と円熟味あふれる絶妙なアンサンブルで、2009年と2014年に上演し大好評を博した。

 今回、本作に初参加となり、大谷から「若手のホープ」と期待された62歳のリチャード役の高橋は、ほぼ70歳の先輩4人との共演に「このカンパニーでは、私だけが初めてというのもありますが、本当に若手扱いなんですね。自分でも60を超えているようには感じない現場で、先輩方はずっと体のお話をされておりまして、それを聞いていると“なるほど”と役に立つお話をずっとされています」と打ち明け、本作の初演も再演も見ているそうで「見るのとやるのでは大違いでございまして、見ているだけのほうがよかったなと思っています(笑)」と吐露して笑いを誘った。

 加えて、先輩4人とは若い頃から付き合いがあるそうで「距離感近くやらせていただいていたんですけど、やっていくうちに“俺なんか足元にも及ばないな”って瞬間が何回もありまして、リチャードは場面場面でけん引していくので“大丈夫かな”って何回も思いましたね」と回顧。

 さらに「その都度、先輩たちが『大丈夫!』ってことでやっていただいて、今日ここまで来られたって感じですね」と感謝を語った。初日向けて「どうせ間違えるし、噛むなって開き直るところまではたどり着けました。これだけの面子に囲まれているので安心感もありますが、ずっとしゃべるところがあるので、そこさえ乗り切ればいけるんじゃないかと。いけるかな……(笑)」と意気込んだ。

 また、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ作品である本作にちなみ、PARCO劇場での思い出を聞かれた高橋は、2002年に出演した『おかしな2人』を挙げ「そのときに八嶋(智人)君と2人でやったスペイン人の兄弟役がハマったんでしょうね。見にこられていたフジテレビの関係者の方が『そのまま2人を使いたい』ということで、『トリビアの泉』というのが始まりまして、MCというジャンルの仕事に初めて挑戦したのは、ここがきっかけでした」と懐かしんだ。

 舞台『海をゆく者』は、12月7日より東京PARCO劇場を皮切りに、新潟、愛知、岡山、福岡、広島、大阪と巡演。

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