『ジョジョ』がまさかのミュージカル化、主人公ジョナサンは松下優也&有澤樟太郎がWキャスト

俳優の松下優也と有澤樟太郎が16日、都内で行われたミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2024年2月6日上演)の製作発表記者会見に出席。同2人がダブルキャストで主人公ジョナサン・ジョースターを演じることが正式発表された。

製作発表記者会見に登壇した松下優也(左)と有澤樟太郎【写真:ENCOUNT編集部】
製作発表記者会見に登壇した松下優也(左)と有澤樟太郎【写真:ENCOUNT編集部】

「第1部 ファントムブラッド」をベースに世界初の舞台化

 俳優の松下優也と有澤樟太郎が16日、都内で行われたミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2024年2月6日上演)の製作発表記者会見に出席。同2人がダブルキャストで主人公ジョナサン・ジョースターを演じることが正式発表された。

 同ミュージカルは、シリーズ累計発行部数1億2000万部を誇る荒木飛呂彦の『ジョジョ』シリーズが原作。「第1部 ファントムブラッド」をベースに世界初の舞台化する。19世紀末のイギリスを舞台に、“ジョジョ”こと主人公ジョナサン・ジョースター(松下・有澤)と運命的な出会いを果たすディオ・ブランドー(宮野真守)を中心に、謎の石仮面をめぐる熱き戦いと奇妙な因縁を描く。

 松下はキャスト陣を見て「初めてこれだけ勢ぞろいした。先ほど会ったんですけど、今からすごいワクワク」とニッコリ。「帝国劇場でジョジョを舞台化するんだということに一驚き。二驚きは、『あっ、ディオじゃなくてジョナサン・ジョースターなんだ』とまわりにすっごい言われる。『ディオじゃなくって?』と。俺、そんな風に見えるのかな……?」とぼやいた。

 同じジョースター役の有澤は「この役を演じたい人が何人いただろうか。この作品に入りたかった人が何人いるだろうか、と考えると身が引き締まる思い」と恐縮しきり。「スケール感、半端ない規模で『ジョジョ』をお送りすることになると思います。なので、自分もそのスケール感を楽しみたい」と意気込んだ。

 有澤はまた、「『ジョジョ』ファンがまわりにもいっぱいいらっしゃる」と明かし、「この間共演した、お笑い芸人のなだぎ武さんが(『ジョジョ』を)大好きで、なだぎさんから、ずっと大事にしていたジョナサン・ジョースターのフィギュアを、僕がやるっていうことで託してくれた。すごくメッセージ性を感じた。『これだけ大好きなジョースターを頼むぞ』と。それくらい本当に、好きな人は大好き。それくらいの影響力があって、愛されている作品。プレッシャーはもちろん感じます。その分の気持ちを託された身として、がんばっていきたいです」と話した。

 会見には宮野、エリナ・ペンドルトン役の清水美依紗、スピードワゴン役のYOUNG DAIS、ウィル・A・ツェペリ役の東山義久および廣瀬友祐(ダブルキャスト)、ジョースター卿役の別所哲也、脚本・振付の長谷川寧氏も出席した。

 演出・振付は、2015年に荒木飛呂彦原作の唯一の舞台化『死刑執行中脱獄進行中』で構成・演出・振付を担当した長谷川寧氏。音楽は仏ミュージカル作曲家ドーヴ・アチア氏が、脚本・歌詞は元吉庸泰氏が担当。帝国劇場にて24年2月6日~28日、札幌文化芸術劇場にて3月26日~30日、兵庫県立芸術文化センターにて4月9日~14日に上演する。

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