【麒麟がくる】休止前最後の放送は「一人一人の覚悟が丁寧に描かれた桶狭間の戦い」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第21回が5日に放送される。第21回では、尾張・織田信長(染谷将太)と駿河・今川義元(片岡愛之助)が激突する桶狭間の戦いの様子が描かれる。信長は今川が先鋒として送り込んだ元康(風間俊介)を離反させようと工作するが叶わず。だが、父・信秀の教えを思い出し、今川が本当にうわさされるような2万もの大軍であることを疑い、前線へ出陣する。

「また一歩、"織田信長"に近づく戦い」と染谷【写真:(C)NHK】
「また一歩、"織田信長"に近づく戦い」と染谷【写真:(C)NHK】

7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を持って放送が一時休止となる

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第21回が5日に放送される。第21回では、尾張・織田信長(染谷将太)と駿河・今川義元(片岡愛之助)が激突する桶狭間の戦いの様子が描かれる。信長は今川が先鋒として送り込んだ元康(風間俊介)を離反させようと工作するが叶わず。だが、父・信秀の教えを思い出し、今川が本当にうわさされるような2万もの大軍であることを疑い、前線へ出陣する。

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 局地戦を展開し、義元自ら率いる本隊から徐々に兵を引き離す作戦を決行する信長。一方の元康は、三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し始め、織田軍の迎撃に加わることを拒否する。そして暴風雨の中、数の減った今川本隊は桶狭間山での立ち往生を余儀なくされる。そこに織田の軍勢が襲いかかる。

 大河ファンの中でも人気が高い合戦・桶狭間の戦い。永禄3年5月19日に桶狭間で発生した織田と今川の合戦で、兵の数で圧倒的に劣る織田軍が、東海地区最強の武将・今川を破る歴史の転換点だ。今川義元役の片岡愛之助は「この回では、『信長と義元の駆け引き』が一番の見どころ」と語る。「圧倒的有利な状況で着々と織田方の城を落としていく義元は順調そのもの。信長が突いてくるのはまさにそこで、少数精鋭で今川本陣を攻めてきます。結末はわかっている『桶狭間の戦い』ですが、どうように描かれているのか、楽しんでいただけたらと思います。また義元をはじめ、今川軍と織田軍の迫力ある殺陣のシーンにもご注目いただきたいです」とコメントを寄せた。

 一方、信長役の染谷将太は「信長は、『今川を討ち取ってみんなを喜ばせたい!』という思いで、そのためなら死ぬことも恐れません。そのピュアさが信長の強さでもありますが、同時に恐ろしさも感じました。戦に向かう興奮や、戦に生きる喜びと、信長のさまざまな感情が見え隠れする回になっていると思います」とその底知れぬ心の内に言及。

 信長や義元だけではなく、元康、光秀…と登場人物の思惑が複雑に絡み合う桶狭間の決戦。染谷は「一人一人の覚悟が丁寧に描かれた桶狭間の戦いになっていると思います。戦いの後、光秀と信長が何を話すのかにも注目してご覧いただきたいです」と大河ファンに語りかけた。

「麒麟がくる」は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため収録を見合わせており、7日に放送される第21回をもって放送の一時休止が決まっている。

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