読むと仕事のモチベが上がる? 実写ドラマ化された人気ビジネス系マンガ3選

読者を仕事の世界に引き込むビジネス系漫画。中には実写ドラマ化され、人気を集めた作品が多数存在する。困難なビジネスチャンスに挑む描写で心がアツくなる作品ばかりだ。今回は、読んだら仕事で自分の可能性を広げたくなるビジネス系漫画を紹介しよう。

『トリリオンゲーム』
『トリリオンゲーム』

ビジネスだけではなくドラマとしても楽しめる『トリリオンゲーム』

 読者を仕事の世界に引き込むビジネス系漫画。中には実写ドラマ化され、人気を集めた作品が多数存在する。困難なビジネスチャンスに挑む描写で心がアツくなる作品ばかりだ。今回は、読んだら仕事で自分の可能性を広げたくなるビジネス系漫画を紹介しよう。

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 1作目は、2023年1月に実写ドラマ化された『スタンドUPスタート』(作:福田秀)。同作品は20年に『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載スタートした漫画だ。自称「人間投資家」の主人公・三星大陽は、「資産は人なり。資産を手放す投資家はいない!」との信念を持った人物だ。

 彼は仕事で失敗や挫折を経験した人や、過去の栄光にすがる中年たちなど、将来をあきらめてしまった人にスタートアップ(起業)させることで、仕事を通して生きる意味を取り戻させていく。

 太陽が悩みやトラブルを抱えた人たちに、本人が思いつかないようなヒントを与え、起業に導いていく内容に、SNS上では「起業したい人の心に響く言葉が参考になる」「転職や副業にも活かせるマインドが豊富」など、肯定的なコメントが多い。同作品は起業に限らず、仕事で悩む人の背中を押してくれる作品だ。

 また1994年に『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載開始した『サラリーマン金太郎』(作:本宮ひろ志)も忘れてはいけない。元暴走族のリーダーだった主人公・矢島金太郎が、一流の建設会社に入社し、失敗しながらも証券会社や電力会社などを巻き込みつつビジネスの世界で大活躍するストーリーだ。99年には、俳優・高橋克典主演で実写化されたため、ご存じの人も多いのではないだろうか。

 ひょんなことがきっかけで一流企業「ヤマト建設」に特別入社した金太郎は、持ち前の度胸を武器に大活躍し、多くの人を虜(とりこ)にした。度胸だけではなく「1(イチ)サラリーマンの立場でも会社の全体を把握しておくべき」という彼のセリフから読み取れるように、勤勉で本質的な発言も多く、読者に学びを与えてくれる存在でもある。SNS上では「読むと仕事のモチベーションが上がる」「仕事だけではなく生き方も教えてくれて好き」といった声が寄せられ、生きる上でのバイブルにしている人も多いだろう。

 最後に紹介する『トリリオンゲーム』(作:稲垣理一郎、池上遼一)は、2021年に『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載スタートした作品。天才的なコミュニケーション力・知力・体力を併せ持つ天王寺陽(通称ハル)と、弱気でコミュニケーションも苦手だが、トップレベルのIT技術を持つ平学(通称ガク)の2人が主人公だ。ハルとガクは、お互いの足りない部分を補い合いながら、1兆ドル(トリリオンドル)を稼ぐために突き進んでいくストーリーである。実写化ドラマは23年7月からTBS系で放送され、大きな話題を集めた。

 同作品では、起業した際に避けては通れない他社との交渉や、お金を稼ぐための方法などが描かれている。大企業の役員への突撃営業や、パソコンのセキュリティー技術大会を勝ち抜く方法は、どれも真似できそうにないものばかりだ。しかし、売り出すサービスの作り方などは堅実で、仕事で悩んでいる人の参考になることは間違いない。

 SNS上では「マンガっぽさはあるけど説得力がある」「ビジネス書レベルの内容が盛りだくさん」といった感想があげられている。これから起業や仕事のあり方を考え直そうとしている人などはチェックしておくべき作品だ。

 今回紹介した作品は、ビジネスの世界に興味を持つだけではなく、仕事や人生に対する新たな視点をくれる作品として、多くの人に支持されている。主人公たちが挑戦し成長する姿は、自分の人生やキャリア活用を考えるきっかけになるだろう。

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