今年4月にボクシングに転向した東洋太平洋スーパーバンタム級8位の那須川天心（帝拳）が18日、メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマン（メキシコ）とノンタイトル8回戦を戦い、判定勝ちを収めた。1Rからダウンを奪っていたが、念願のKO勝利とはならなかった。

　キックボクサー時代から得意としているジャブを細かく出していった。1Rには相手の右ストレートを避け、左ストレートを振りぬきダウンを奪っていた。その後もボディーに顔面に生まれ変わったパンチを打ち込み7Rに2度目のダウンを奪う。

　最終Rには接近戦を仕掛け、相手の顔面にパンチをヒットさせるもなかなかダウンを奪えず。それでも終始圧倒した天心が判定勝ち。初の8回戦に天心は肩で息をしていた。

　試合後、ファンからは「速さとテクニックはガチで凄い」「強かったけど、確かに倒して欲しかった」「判定かよって意見多いだろうけど、普通に1人のボクサーとして見たらめっちゃ強い！」「まだまだこれから楽しみ」「なかなかKOならず」「マジかっけぇ」「判定勝ちで喜んでちゃダメだよ」「KO出来ないから海外では人気出なそうだなぁ」「正直なところこの試合で天心のボクシングの幻想は消えたかな」「やっぱ圧倒的や」などさまざまな反応が上がっていた。

　また天心が試合直前に人気漫画「ONE PIECE」の主人公・ルフィの“最終形態”ニカのポーズをしたため「ニカ天心強かったですね」「天心やぱニカだったんや！」「那須川天心ニカに成る」などの声も上がっていた。