舞台『千と千尋の神隠し』千尋役に川栄李奈&福地桃子 24年は橋本環奈&上白石萌音と4人ローテ

俳優の川栄李奈、福地桃子が2024年公演の舞台『千と千尋の神隠し』に千尋役で出演することが、28日に発表された。橋本環奈と上白石萌音に加え、4人でのローテーション出演となる。

舞台『千と千尋の神隠し』2024年公演で千尋役を務める(左から)川栄李奈、福地桃子
舞台『千と千尋の神隠し』2024年公演で千尋役を務める(左から)川栄李奈、福地桃子

川栄と福地はオーディションで主演の座を勝ち取る

 俳優の川栄李奈、福地桃子が2024年公演の舞台『千と千尋の神隠し』に千尋役で出演することが、28日に発表された。橋本環奈と上白石萌音に加え、4人でのローテーション出演となる。

 本作は、22年に宮﨑駿による不朽の名作『千と千尋の神隠し』を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化された。主人公・千尋役をその人気と実力で数々の映画やドラマに出演し、本作で初舞台を飾った橋本と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げる上白石のダブルキャストで演じ、大きな話題を呼んだ。

 昨年の公演時には、日本の5大都市劇場(東京・帝国劇場、大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座、北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru、名古屋・御園座)でロングラン公演を達成。また、初演公演中の22年5月には、大衆演劇の優れた業績を表彰する『第47回菊田一夫演劇賞』で上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞する快挙を成し遂げるなど、演劇界を超えて日本のエンターテインメントを大いに盛り上げた。

 23年8月、名古屋・御園座の公演では、それまで新型コロナウイルス禍のため、かなわなかった、英米のクリエイティブスタッフ来日も実現。日本のスタッフ・キャストと共にアップデートを重ね、26日に無事幕を下ろした。24年は3月の帝国劇場からスタートする全国ツアー(4月の名古屋・御園座、4~5月の福岡・博多座、5~6月の大阪・梅田芸術劇場メインホール、6月の北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru)が予定されている。そして、4月から7月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの初の海外公演が決定し、いま最も注目される演劇作品だ。

 そして、24年公演に出演する新・千尋役として新たに川栄、福地がオーディションを経て、出演することが決定した。4人の千尋が帝劇の舞台に立つ。全国ツアーとロンドン公演のローテーションは調整中。

 以下は出演者のコメント。

○川栄李奈
「新しく千尋を演じさせていただくことになりました。去年の初演を観劇させてもらった時、細部にまでこだわった演出やキャストのみなさんの熱量を肌で感じ、とても感動したのを今でも覚えています。まさか自分が千尋を演じられるとは思ってもいなかったので、もうすでに緊張していますが、心強いカンパニーの皆さんにしっかりと食らいつき、最高の作品をお届けできるようがんばりたいと思います! 楽しみにしていただけたらうれしいです」

○福地桃子
「この度、千尋役を務めさせていただくことになりました。映画『千と千尋の神隠し』は3歳の頃、4歳の兄と母にせがんで映画の初日に渋谷の映画館へ並んで観た記憶があります。奇妙だけれどなんだか惹きつけられる作品の力強さを幼心にも覚えています。来年3月帝国劇場から再スタートするというすばらしいエネルギーとともに、すてきなカンパニーのみなさんと自分自身としっかり向き合い努めてまいります。よろしくお願いいたします」

次のページへ (2/2) 【写真】橋本環奈と上白石萌音が千尋を演じる様子
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