池田レイラ、相方の父は「天才です」 大学生になって抱く感謝「全部が言う通りに」

父親と娘で組んでいる親子漫才コンビ・完熟フレッシュの池田レイラ。番組で受験を密着されていた中学生が今年、大学に入学したことでも話題になった。現在も父と2人暮らし。年ごろならではの悩みや相方でもある父・57CRAZYへの感謝を語った。

インタビューに応じた完熟フレッシュ・池田レイラ【写真:ENCOUNT編集部】
インタビューに応じた完熟フレッシュ・池田レイラ【写真:ENCOUNT編集部】

父親を尊敬「自分に足りないものを全部持ってるんです」

 父親と娘で組んでいる親子漫才コンビ・完熟フレッシュの池田レイラ。番組で受験を密着されていた中学生が今年、大学に入学したことでも話題になった。現在も父と2人暮らし。年ごろならではの悩みや相方でもある父・57CRAZYへの感謝を語った。(取材・文=島田将斗)

「みんなに見守られている」――。中学時代からメディアに出ているがゆえの悩みを吐露する。“レイラちゃん”ではなく等身大の池田レイラの悩みがあった。

 仲の良い家族、コンビという印象を持たれることが多いという。もちろんレイラにも反抗期はあった。

「無視とかしてました。父親に沼られていて、過保護でも依存されてるわけでもないんですけどしつこいから(笑)。しかも性格も正反対なんです。父親はしっかりしていて、ハキハキテキパキしてる人。でも私は本当に何も考えていない」

 このハキハキテキパキがマイナスに働いてしまうこともあるようだ。SNSでのレイラの出演情報告知の際には、年頃のレイラに許可を取ることなく写真を上げてしまうこともあるという。

「めっちゃせっかちですね。この間、父親が先にお風呂に入る予定だったのですが、私が時間なくて先に入ったんです。お風呂から上がってスキンケアしてたら、『早く出て』って上がった瞬間に言われて、クリーム塗るから待っててって言ったのに5秒後に『まだ?』って言われて……」

 レイラは「父親といるときの自分があまり好きじゃない」とうなだれた。

「友達と一緒にいるときは邪念なく素でいられる。父親とだと邪悪な面が出てきてしまう。『うるさいな』、『面倒くさいな』とかネガティブな感情が出て嫌になるんです。ケンカとか怒りとかが嫌いなので、父親といるとそう思ってしまう自分が嫌なんです」

 だからこそ父親に対してきつく当たったときは後悔してしまう。

「めっちゃ後悔しますし、自分で悩んでいるこの時間が苦手というか、そういうことを考えずに明るく生きていきたいですよね(笑)」

 そんな部分もあるが根本的には父を尊敬している。57CRAZYは幼少期のレイラのひと言を聞いて、お笑いの世界へと導いた。

「私の倍の人生を生きている人なので、考え方とかやることが違う。自分に足りないものを全部持ってるんですよね。『おもしろ荘』に出たのもM-1でデビューしたタイミングも全部、父親が言う通りになっているんです」

 ブレークのきっかけとなった『おもしろ荘』への出演も父の計画だった。『おもしろ荘』のオーディションの年に『M-1グランプリ』準々決勝に進出するも地上波には出演できず。57CRAZYはここから目標を『おもしろ荘』に絞り、知り合いにお願いして2次オーディションから参加。そのままチャンスをつかんだ。

「もう天才ですよ。『パパは自分のことは何も分からないけど、レイラのことは1番分かる』って言って私をプロデュースしてくれる。私が昔に言った『表に立つ仕事がしたい』ってひと言を覚えていて、お笑いだったらそれがきっかけになって何でもできるよって言われました。それが6年たったいま、いろいろな仕事をさせてもらえている。ワタナベエンターテインメントを選んだのもマルチなタレントとしてやっていくのに、父がいいと思ったからなんです」

 相方であり家族でもある関係だが、会話は普段と全く変わらない。

「地方にお仕事に行けるときはマジで旅行です(笑)。他のコンビだったらぶつかり合ったりするものだと思うんですけど、私に優しいからぶつかり合ってもめたり、ネタについて真剣に話したりはないですね」

相方でもある父・57CRAZYについて語った池田レイラ【写真:ENCOUNT編集部】
相方でもある父・57CRAZYについて語った池田レイラ【写真:ENCOUNT編集部】

大学生もパーソナルスペースを確保できず「本当にひとり暮らししたい」

 朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)の受験企画のイメージも強い。平日の午前中に世間が応援していた中学生も今や大学生。いろいろなことが気になる年齢だ。そんなレイラには自分の部屋がない。パーソナルスペースを確保できないことが最近の悩みだ。

「今までは、お金が稼げないから現実的に一人暮らしは難しかった。でも今は、成人もしたし全部自分でできる。今1番欲しいものは家! 本当に一人暮らししたいです。父が嫌いとかは全くなくて尊敬もしてるし、大好きなんですけど、なるべく家に帰りたくないんですよ。嫌いとかじゃない。同じ家っていうのがちょっと……。最近は、用もないのに家の前にあるベンチに座ったりしています」

 しかし父との会話での“地雷”は「一人暮らし」と「恋愛系」だという。

「このあいだ、2人のときに言ったらやばそうだったので、ライブの楽屋で一人暮らしについて言ってみたんです。そしたら『え! なんで? 大学生の間はしないって言ってたじゃん』って子どもみたいになっちゃって……」

 57CRAZYは「もう少しパパの子供でいてくれる時間が延びた事も嬉しいな♪」とインスタグラムで発信している。レイラは「そんなこと言った覚えないんですよ!」とこれを否定した。

「高校の親の謝恩会とか交流会、卒業式で『大学受かってくれたおかげであと4年間は2人で過ごせるんですよ』ってすごい言っていたらしくて。周りの親御さんも何も言わないけど『あぁ』って思われてただろうなと」とレイラの苦労は絶えない。

 父親はどんな存在なのか。こう口にする。

「親というよりもお兄ちゃんぽい感じですね。仕事の面では大人なんですけど、マジで小2、小3レベル。精神的には私の方が何百歳も上だと思うぐらい性格は子どもなんです。お笑いの相方とが違う感じで、ニコイチみたいな感覚」

 さらに「感謝はもろもろですね。育ててくれることが、当たり前のことではないので。指導というか、いろいろなことを教えてくれたので全部一旦感謝です」と笑顔になった。

 それでも「まぁ愛が強すぎる(笑)。あとはとにかく勝手に私の写真を上げないでほしい! 1人ロケのときとかに『ここ行ったよ』って送ったものをネタバレしちゃダメなのに確認せずすぐにアップする。私が小さい頃の写真も勝手に。1回確認してって言ってるのに」と相方への“提言”は止まらなかった。

池田レイラとファッションブランド「PIKO」がコラボ

○コラボ商品一覧
https://www.piko-kaila.jp/SHOP/189867/221463/list.html

※受注受付期間は8/18まで

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