「こんな場所があるんだ」 どこまでも続く一本道…北海道で撮影された“カントリー・ロード”が話題

どこまでも続く“一本道”。目を奪われる1枚の写真がネット上で話題を呼んだ。撮影場所は、北海道斜里町。順番待ちが出るほどの人気スポットだという。苦労してシャッターに収めるのに成功した“奇跡の1枚”。ツイート投稿者の、一人旅研究会(@keionoteio)さんに撮影秘話を聞いた。

北海道斜里町の「天に続く道」を収めた1枚が話題を呼んだ【写真:一人旅研究会(@keionoteio)さん提供】
北海道斜里町の「天に続く道」を収めた1枚が話題を呼んだ【写真:一人旅研究会(@keionoteio)さん提供】

撮影には順番待ちも…「楽曲『カントリー・ロード』が思い出されました」

 どこまでも続く“一本道”。目を奪われる1枚の写真がネット上で話題を呼んだ。撮影場所は、北海道斜里町。順番待ちが出るほどの人気スポットだという。苦労してシャッターに収めるのに成功した“奇跡の1枚”。ツイート投稿者の、一人旅研究会(@keionoteio)さんに撮影秘話を聞いた。

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「これ以上にない直線道路に感動している」。その言葉通りの圧巻の光景だ。道路の両脇には新緑が映える木々が生い茂り、そのはるか先まで道が続いている。

 国内旅行会社のサイトなどで、「天に続く道」として紹介されている、斜里町の直線道路だ。

 SNS上では「見ていて壮観」「これは感動ですね」「え!?すごっ!!」「この坂を自転車でノーブレーキで思いっきり駆け抜けたい」など、驚嘆する人が続出。北海道民からも「何回も通ったことあるんだけどスゴイ景色でウキウキしちゃう所」という声が寄せられている。

 一人旅研究会さんは「直線道路は北海道にたくさんあり、有名どころはいくつも見ているのですが、その中でも、ここの直線の長さはダントツで、地平線までも道が続いている姿に圧巻されました。楽曲『カントリー・ロード』が思い出されました」と、感動の思いを語る。

 屈指の撮影スポットだけに、こんな苦労話も。

「人が多く、撮影も順番順番でしたので、待ち時間が結構あって少し大変でした。できるだけ車を写真に入れたくなかったので、自動車が近づいて来たら撮影待機列から外れて、また並んで……を繰り返してようやく撮影できました」。

 うまく撮影できた一番の理由は「天気が味方してくれたことです。今回の道は、晴れていないと遠くまで続く開放感が失われてしまいますので、曇りや雨だと……って感じになってしまうので、その点は晴れてくれて本当によかったです」。また、光の加減もポイントになったといい、「逆光になると、それはそれできれいな写真は撮れると思うのですが、コントラストがなくなって遠景の道がよく見えなくなってしまうので、順光である時間帯に狙っていきました」。会心の出来になった。

 一人旅研究会さんは、筋金入りの“旅マニア”だ。日本国内専門で、「郷愁や旅愁を感じられる空間」を巡り、個人サイトや各種SNS、写真集などで紹介している。国内47都道府県の津々浦々を旅しており、「個人サイトの紹介ページだけでも訪れた場所は750か所を超えています」。国外は家族旅行でシンガポールとマレーシアに行ったぐらいだという。旅を始めたのは、中学時代にママチャリで「どこまで遠くに行けるか?」と長時間自転車をこぎ始めたのがきっかけで、「以後、どんな街があるのかが気になり、いろんな街や空間を追い求めるようになりました」とのことだ。

 旅がしたくなるような爽快な写真は、20万件以上のいいねを集めるなど、大きくバズった。「思った以上に多くの方に『こんな場所があるんだ』『きれい』などのコメント、反応をいただけて素直にうれしいです。こんな場所が日本にはあるんだよ、と紹介するのが『一人旅研究会』の目的でもあるので、たくさんの方々に見ていただけて本望です。これを機に、少しでも北海道にいらしていただける方がいればなおうれしいです!」と話している。

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