映画『忌怪島／きかいじま』（6月16日公開）の完成報告イベントが24日、都内で行われ、主演を務めたなにわ男子の西畑大吾をはじめ、生駒里奈、平岡祐太、水石亜飛夢、川添野愛、祷キララ、メガホンをとった清水崇監督が参加した。

「恐怖の村」シリーズを手掛ける清水崇監督の最新ホラー作品で、「VR」チームに次々と降りかかる不可解な謎と死を描く。ホラー映画初主演となる西畑は、非科学的なことを信じない天才脳科学者・片岡友彦を演じた。

　撮影中「ホラーを撮っている感じしなかった」が、試写で完成した作品を鑑賞すると「いやぁ、すごい怖かった。監督から『試写会で主演があんなに怖がっている作品は初めて』って。それくらい怖かった」と震え上がった。

　清水監督は、西畑について聞かれると「普段なにわ男子の一員としてかっこよくてかわいい。特に彼は童顔なので、若き脳科学者はいけるかなと思っていた。若い研究者に取材したのですが、『いるいる、こういう人』っていうのを演じてもらえたので、彼でよかった」とにっこり。西畑が「うれしい～ありがとうございます」と照れると、清水監督は「おべっか～（笑）」と冗談で切り替えし、その場を笑わせた。

　共演した平岡は、大阪弁を話すキャラクターを演じた。慣れない大阪弁に、平岡は「難しかった」といい、「最初たくさん教えてもらいました」と西畑からコツを伝授してもらったことを紹介。「大阪弁にも年代によっていろいろあるみたい。『西畑くんの世代だったら何ていうの？』と聞きました」といい、西畑も「コテコテすぎてもわざとらしいので、いい感じの大阪弁を……」と語った。

　また、西畑は「すごいタイムリーなんですけど、きょう、清水さんとショッピングモールみたいなところでデートしている夢を見た（笑）」と告白。清水監督が「俺ストレートだし、結婚もしているよ」と悪ノリすると、西畑は「そういうんじゃない！」とツッコミ。「『忌怪島』に没入しているからこそ、見た夢だったのかな？」と話した。

　本作の舞台が「島」であることから、この日のイベントは「船上」で実施。船上では風が吹きまくっており、登壇者は髪型を直したり、女性陣はスカートを押さえたりと大慌てだった。