2023年“還暦人”の平均貯蓄額はいくら? 2000人の集計データ公開…格差が際立つ結果に

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)は、2023年3月13日~15日の3日間、今年還暦を迎える1963年生まれの男女、「還暦人(かんれきびと)」を対象に「2023年の還暦人に関する調査」をインターネットリサーチで実施。有効サンプル2000人の集計結果を公開した。

「2023年の還暦人に関する調査」を実施(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「2023年の還暦人に関する調査」を実施(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「300万円未満」の割合は38.2%、「2000万円以上」は33.0%

 PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)は、2023年3月13日~15日の3日間、今年還暦を迎える1963年生まれの男女、「還暦人(かんれきびと)」を対象に「2023年の還暦人に関する調査」をインターネットリサーチで実施。有効サンプル2000人の集計結果を公開した。

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 全回答者に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(25.2%)に最も多くの回答が集まったほか、「100~300万円未満」(13.0%)や「500~1000万円未満」(11.8%)、「1000~1500万円未満」(10.1%)、「3000~5000万円未満」(7.6%)、「5000万円~1億円未満」(7.6%)、「1億円以上」(9.7%)などに回答が分散。平均は3454万円だった。

 また、「300万円未満」の割合は38.2%、「2000万円以上」の割合は33.0%と、貯蓄格差が際立つ結果となった。

 過去の調査結果と比較すると、貯蓄金額の平均は、2018年の調査から着実な増加傾向が続き、23年は3454万円と調査開始以来最も高い値に。昨年からの変化をみると、22年3122万円→23年3454万円と、332万円の大幅増加(前年比10.6%増加)となった。止まらない物価上昇や不安定な社会情勢などを受けて、経済の先行き不透明感や将来の生活不安が強まり、貯蓄性向が高まっているのかもしれない。

次のページへ (2/2) 【画像】格差が際立つ結果に…金額ごとの割合&年度別の平均貯蓄額を表したグラフ
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