三浦孝太、MMAデビュー戦のYA-MANに1R・TKO負け RIZIN初黒星でリングの上で悔し涙

第10試合では三浦孝太(BRAVE)がMMAデビュー戦のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に1R・3分13秒でTKO負け。三浦はこれでRIZIN初黒星となった。

YA-MANに1R・TKO負けを喫した三浦孝太(下)【写真:山口比佐夫】
YA-MANに1R・TKO負けを喫した三浦孝太(下)【写真:山口比佐夫】

これまで全て1Rで相手を仕留める

格闘技イベント「RIZIN.42」(2023年5月6日、東京・有明アリーナ=ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第9試合、フェザー級(66キロ) RIZIN MMA特別ルール 5分×2R

 第10試合では三浦孝太(BRAVE)がMMAデビュー戦のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に1R・3分13秒でTKO負け。三浦はこれでRIZIN初黒星となった。

 三浦はキングカズこと三浦知良の次男として鳴り物入りで2021年大みそかにRIZINデビュー。YUSHIと対戦し、1R・TKO勝ち。昨年9月の「超RIZIN」ではブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(タイ)に1R・一本勝ちを収めていた。

 露出が多い何十人もの女性ダンサーの中からYA-MANが登場する。青い羽根の扇子から出てきた顔は完全にキマッていた。対照的に鋭い視線で入場したのは三浦だ。ラッパー・LEAPを引き連れ、クールにリングイン。初の“本物”との対戦を前に険しい表情をしていた。

 来いよと先にあおったのはYA-MAN。三浦は高くジャンプし、スーパーマンパンチのようなものを繰り出した。

 殴り合いをしたいYA-MANに対し徹底してタックルに入る三浦。最初はテイクダウンできていたが、数回目で切られてバックを取られることが多くなる。最後は膝蹴りを被弾し、うずくまる。その後バックからパウンドを浴びせられ、レフェリーが慌てて止める。1R・3分13秒でTKO負けを喫した。

 試合後YA-MANは「RISEからきましたターゲット渋谷のYA-MANです。まず対戦相手の三浦選手、格闘家のキャリアは自分のほうが全然上で、対戦を受けてくれてありがとうございました。この試合、三浦選手と自分では対極だと思うんですよ、かたやどうしようもないお父さんがいて、三浦選手のお父さんはすごくて、でも僕が伝えたいのは、どんな環境でも頑張れば大きな舞台で活躍できますし、それは三浦選手も一緒で、生まれすごいかもしれないですけど、ここに立っているのは自分で選んだから。だから三浦選手の環境も、自分の環境も、どんな環境でも自分次第なんですよ。それを伝えたかったです」と三浦にエールを送った。

 さらに「あとは芦澤(竜誠)ね。ごちゃごちゃうるさい。また大人数の前でボコボコにしてやろうか。まずね、MMAちゃんと練習して来いよという感じです」とかつてキックボクシングマッチで1R・KOした芦澤に向けてメッセージを送った。

次のページへ (2/3) 【写真】YA-MANの膝が三浦孝太の顔面を捉える瞬間
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