スダリオ剛、元UFC王者・ガヌーとのスパーで「やれる実感」 格闘技に真摯な姿勢で「仕上がりいい」

格闘技イベント「FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」の試合直前会見が27日、都内で行われた。昨年大みそかにまさかの敗戦を喫したスダリオ剛が元UFCファイターのロッキー・マルティネス(米国)戦へ向け、意気込みを語った。

会見に出席したスダリオ剛【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席したスダリオ剛【写真:ENCOUNT編集部】

マルティネスとの経験差指摘に「それだけだったら若者ははい上がってこられない」

 格闘技イベント「FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」の試合直前会見が27日、都内で行われた。昨年大みそかにまさかの敗戦を喫したスダリオ剛が元UFCファイターのロッキー・マルティネス(米国)戦へ向け、意気込みを語った。

 RIZIN3連勝中で迎えた昨年大みそかのジュニア・タファ(オーストラリア)戦。自身が望んでいた打ち合いの展開もまさかの1R・KO負けを喫していた。その試合を振り返りながら、今回の準備について明かす。

「とにかく悪いところしか出ていなかった。そこをまずひとつずつ直そうと思っていました。あの敗戦で落ち込むことはなかったですけど、ずっとイライラしていました」

 さらにこう振り返った。

「間隔が短かったのかなというのも今、思うとありました。(昨年)10月、苦しみながら体調悪いなかでも勝った2か月後にあの試合。今振り返ってみると追い込みもできていなかったのかなと。あの当時はやっているつもりではあったんですけどね。相手(タファ)のことも知れていなかったし、おごりの気持ちも出ていました。それが形として痛い目にあったと思っています。勝っても負けても真摯(しんし)に決まった対戦相手のことを考えて日々過ごすようにしています」

 敗戦後、スダリオはかねてより計画していた米国修行へ。元UFCヘビー級王者のフランシス・ガヌーともスパーリングをしたといい、その中でも「やれる実感もあった」ようだ。その上で「前回大会と比じゃないくらいに仕上がりがいい」とうなずく。

 さらに「新たに取り入れたトレーニングもある。対戦相手も分析した。米国でアドバイスをもらって、それを日本でもやったりしています」と万全の準備であることをアピールした。

 今回の対戦相手であるマルティネスは37歳でこれまでMMAを26戦経験している。対する25歳のスダリオはこの試合で9戦目。言われてきたのは経験の差についてこう言及した。

「経験値では差があっても、年の差があります。勢いとスピード、パワーは自分が正直勝っていると思っています。経験ってよく言われますけど、それだけだったら若者ははい上がってこられないので、あまり気にしないですね」

 また対戦相手のイメージと試合展開について「彼は身長はないですけど横幅がある。アグレッシブでタフなイメージ。KO勝利もあり得る、どろどろな試合もあり得る」と語っていた。

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