「スター・ウォーズの日」に世界最高峰オーケストラによる“鳥肌もの”「帝国のマーチ」を配信
映画音楽のレジェンド、ジョン・ウィリアムズ指揮によるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でスター・ウォーズの名曲「帝国のマーチ」の配信が4日にスタートした。
「ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン」を8月14日に発売
映画音楽のレジェンド、ジョン・ウィリアムズ指揮によるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でスター・ウォーズの名曲「帝国のマーチ」の配信が4日にスタートした。
「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」にちなんで「スター・ウォーズの日」として知られる5月4日(=May 4th)、ジョン・ウィリアムズが世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルを指揮したコンサートのライヴ・アルバム「ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン」を8月14日に発売することが発表された。そして、アルバムからダース・ベイダーのテーマとして知られている「帝国のマーチ」を先行シングルとして本日(5月4日)にデジタル配信、映像も公開された。
アルバムは2020年1月18日&19日に、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの会場としても知られるウィーンのムジークフェラインで行われたジョン・ウィリアムズのウィーン・フィルへの指揮者デビューとなった歴史的なコンサートのライヴ録音となっている。
ウィリアムズの作曲した映画音楽は、史上最も愛されている音楽のひとつであり、5つのアカデミー賞、5つのエミー賞、4つのゴールデン・グローブ賞、25のグラミー賞など、数えきれないほどの名誉ある賞を受賞してきた。このコンサートでは最初の音が演奏される前から、ウィリアムズは熱狂的なスタンディング・オベーションを受けた。その熱狂に対して彼は、ウィーン・フィルとの共演への招待は「私の人生で最も素晴らしい栄誉のひとつ」であると感謝の言葉を述べた。
コンサートの前半は、昨年発売のアルバム「アクロス・ザ・スターズ」でコラボレーションしたヴァイオリンの女王、アンネ=ゾフィー・ムターも参加した。彼女は「オーケストラのメンバーが、こんなに音楽の喜びをもって演奏しているのを見ることは、そうそうあることではありません。本当に素晴らしい!」と語った。
ムジークフェラインの公演の数週間後に88歳の誕生日を迎えたウィリアムズは、伝統の牙城であるウィーン・フィルが自作の演奏にどのように適応するのか確信が持てなかったことを認めた。「こんなに嬉しい驚きはありませんでした」「全てのスタイルの音楽を演奏する彼らの優れた妙技と素晴らしい能力について、オーケストラを称讃しなければなりません」と公演の後に彼は言った。
リハーサル中にもう一つの嬉しい驚きがあった。ウィーン・フィルの金管楽器奏者たちが、スター・ウォーズの「帝国のマーチ」をプログラムに追加できないかと尋ねてきたのだ。彼らのセンセーショナルな演奏は、オーケストラと作曲家の間の親密さと愛情をさらに際立たせた。「正直言って、これまで聴いた“帝国のマーチ”の中で最高の演奏のひとつでしたよ」「彼らは、まるで自分たちの作品を演奏するように演奏しました。プログラムの最後に演奏する機会を与えてくれたことにとても感謝しています」とウィリアムズは振り返った。
8月14日発売のアルバム「ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン」はほかにも「未知との遭遇」「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」「レイダース/失われたアーク」などから収録が予定されている。