斎藤工、新宿の新映画館に感激 坂本龍一さん監修の音響導入に「立体感あふれる音を楽しめる」

俳優の斎藤工が13日、東京・新宿にある映画館「109 シネマズプレミアム新宿」で行われた「映画工房×109 シネマズプレミアム新宿 スペシャルトークイベント」に出席した。当日は俳優の板谷由夏、映画監督の工藤梨穂も登壇し、映画への思いをたっぷりと語った。

トークイベントに登壇した斎藤工【写真:ENCOUNT編集部】
トークイベントに登壇した斎藤工【写真:ENCOUNT編集部】

斎藤工、『ニュー・シネマ・パラダイス』のフィルム上映を鑑賞

 俳優の斎藤工が13日、東京・新宿にある映画館「109 シネマズプレミアム新宿」で行われた「映画工房×109 シネマズプレミアム新宿 スペシャルトークイベント」に出席した。当日は俳優の板谷由夏、映画監督の工藤梨穂も登壇し、映画への思いをたっぷりと語った。

 同イベントは、斉藤と板谷が出演するWOWOWの映画情報番組「映画工房」と「109 シネマズプレミアム新宿」のコラボイベント。14日に開業する同劇場での初めてのイベントとなった。

 斎藤らは不朽の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』を35ミリフィルムで特別上映した後に登場。板谷が「ハンカチがなくて、『ニュー・シネマ・パラダイス』を見たらダメですね」とぼそりとつぶやくと、斎藤は「いやあ、フィルム上映ってたまらないですね。内容が内容じゃないですか。明日、この映画館が誕生するという場所で、映画館がなくなくなっていくシーンを見るというのは、エモーショナルにとらわれてしまいますね。それを共有できたことが幸せたったと思います」と感想を述べた。工藤監督も「同作は、テレビでしか見たことなかった。没入できる時間だったので、すごく良かったです」と笑顔で語っていた。

 同劇場は、2014年末、多くの映画ファンに惜しまれながら58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地に構える。全シアターに音楽家だった故・坂本龍一さんが監修した音響システム「SAION -SR EDITION-」を完備する。

 斎藤は「ロビー自体の空間も坂本さんがこだわってこの場所を残してくれました。映画館のまたひとつの価値といったらあれですけど、そういったものを体験するふさわしい空間になっていますね。自分が映像を作る時、MAは最後の作業なんです。空間に対して卵状に音を作っていくんですね。ここではそんな丁寧で立体感というものを味わいながら映画を見られる。そこにこだわった映画館が新宿に生まれたことはとても大きなことだなと思います」と熱弁を振るった。

 WOWOW『斎藤工×板谷由夏 映画工房』は毎週金曜21時30分から放送。

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